平成23年度(第50期) 中国四国支部 支部長 山本 幸男
2011年3月より中国四国支部長を拝命しましたマツダ株式会社の山本でございます. 今年度は本支部創立50周年にあたります。現在の支部がありますのも、半世紀に わたり支部の運営ならびに活動に貢献されてきた諸先輩方のご尽力の結果であり、 あらためて敬意を表したいと思います。 50周年の節目の時の支部長という大役に 責任の重さを感じておりますが、支部活動がより一層活性化していくよう、 努力してまいりますので,会員皆様のご協力をよろしくお願いいたします.
ご存知のように、2008年のリーマンショック以降、日本経済は未だ低迷状態から 脱してきれているとは言えず、それに加え、中国などの新興国の経済成長は 著しいものがあり、我が国の機械工業界を取り巻く環境は大変厳しい状況に あります。 また、これまで、学会や産業界を支えてこられた多くの方々が、 リタイアされていく一方で、若手技術者に充分な技術伝承がなされず、日本全体の 技術競争力が鈍っていることも否定できません。 しかしながら、そのような状況に ありながらも、我が国は技術立国として、今後も世界のトップランナーであり続け なければなりません。 特に、中国四国地区は他地区に比べまして、機械系製造業の 比率の高い地域であり、過去に多くの優れた技術や研究成果を生み出し、 優秀な人材を輩出してきた地域であります。本支部の目的には 「中国,四国地方に おける機械に関する学術および技術の進歩発展をはかり,かつ工業の発展のために つくすこと」と明記されております。私は、この目的を再認識し、その役目を 果たすことが、過去のいかなる時よりも、今こそ重要になってきていると感じて いる次第であります。
そこで、私は今一度、基本に立ち返り、大学や産業界の研究者、技術者のより 親密なコミュニケーションの活性化を図っていきたいと考えております。 人の交流を機軸とした相互研鑽、技術レベルの向上を図りたいと思います。 特に、次代を担う若い人材を中心とした交流に重きをおきたいと考えます。 幸いにも、本地区は他地区に比べ、大学の先生方のご尽力により、学生会員の 比率が高く、学生員が社会に出ましても、継続して会員となるメリットを感じる ような活動にしていきたいと思っております。既に、その施策のいくつかは、 前年度支部長時代に打たれており、これを継続的に実行していくとともに、 内容の充実を図ってまいります。具体的には、以下のことを検討していきたいと 思います。
①ITを利用した会員交流の活発化
地理的に広域になり、交通の便も悪いというのが本地区の弱点といわれておりますが、
コミュニケーションはFace to Faceに限らない時代であります。ITを駆使し、地域、
組織、年齢を越えたコミュケーションの活発化を検討していきたいと考えます。
②技術フォーラムの実施
九州地区との合同講演会を昨年度で終了いたしました。それにかわり、
秋季技術フォーラムの開催を検討することとなりました。
その時々の関心の高いテーマや地域に即したテーマを取り上げ、
フォーラム形式の講演会を開催する予定です。
③技術研究会活動の促進
新規研究会を増やす検討を行いたいと思います。現在、二つの技術研究会が
実施されておりますが、小規模でも地域の特色やニーズにあった集まり易い研究会を
増やしていきたいと考えます。
実施段階では、いろいろな問題や障害は生じると思いますが、支部発展、 地域貢献のために、会員皆様方のご協力、ご支援をお願いする次第でございます。
最後になりますが、6月には50周年の記念事業を行います。記念講演会ならびに 諸先輩方をお招きした祝賀パーティも開催いたします。過去を振り返るとともに、 次の半世紀に向けた新たな飛躍を誓い合う場としたいと思います。 多くの方々のご参加をお願いしたいと思います。