データベースの特徴
 データベースは、基本的には現象、及び機械の種類で分類されており、内容は定められたフォーマットに従い作成されています。
 
 現象面からの分類としては
  ”強制振動、共振、共鳴、自励振動、非線型振動、騒音、燃焼振動、制御、計測、その他”
といった分類分けをしています。
 
 また機械の種類では、以下のように分類しています。
 回転機械(機器要素も含む)
 往復動機械(ガソリンエンジンなど)
 プラント機械(配管、ボイラ、構成機器など)
 交通機械(自動車、鉄道、船舶、エレベータなど)
 建設機械
 情報機械
 一般機械(橋梁、構造物、家電、ロボット、工作機械、その他)
 
 データベースの内容については、以下のような統一されたフォーマットで記述されています。
(1)タイトル
 タイトルに加え、先の現象面からの分類、機械の種類、振動事例か騒音事例か、が記載
(2)対象機械
 機械の名称と仕様(大きさ、容量、回転速度など)
(3)発生した現象
 振動現象の説明、振動の測定データ(図表)や測定方法、計測機器
(4)原因推定
 振動の原因を推定するに至った推論の筋道(論拠)
(5)解析、データ分析
 原因推定の論拠となった事象に関する理論解析の手順(計算方法、モデル化、ソフトウェアなど)とその結果、および実測データの分析方法、分析器など
(6)対策、結果
 実施した対策とその結果(事例によっては結果を確認していないものもある)
(7)教訓
 全体を通して、原因推定や対策のポイント、一口ヒント、所感、特に言いたいことなど
(8)参考文献
 引用した参考文献、資料名
(9)キーワード
 検索のためのもの
 
その他データベースの特徴を以下にまとめます。
□実際の機械・構造物に発生した振動問題とその解決策(改善事例)を収集
 事例:790件、簡潔な文章と豊富な図表で、振動問題の本質を説明
(騒音の事例も含む)
□検索プログラムを装備
 項目検索後、全文検索
□振動問題のトラブルシューティングで、重要な答え、ヒントが得られます。
□事故対策、教育に必携
□データベース、検索プログラムは1枚のCD-ROMに搭載
□トラブルシューティングの方法、CD-ROMの使い方を掲載したガイドブック(254p)付
 
 
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