| 日本機械学会「機械遺産」 機械遺産 第2号/MECHANICAL ENGINEERING HERITAGE NO.2 |
熊本大学の旧機械実験工場と
文化財工作機械群
Memorial workshop and cultural machine tools in Kumamoto University |
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| 熊本大学工学部研究資料館内に動態保存されている11台の工作機械群は、1994(平成6)年に文化庁より国の重要文化財に指定された。現研究資料館の建物は、旧機械実験工場として1908(明治41)年に竣工し、1970(昭和45)年に新工場が新築されるまで60年あまりに亘って研究教育に使用され続けた。日本の工業技術の黎明期に造られた、このような明治洋風の研究教育施設でそのままの形態で現存するものは全国でも皆無に等しく、歴史的に貴重なばかりでなく技術的価値も極めて高いため、工作機械を含めて国指定重要文化財とされた。11台の国指定重要文化財を含む工作機械群は、熊本大学工学部百周年記念事業の一環として、1996(平成8)年秋に文化庁の許可のもと修復作業を開始し、1999(平成11)年春に全ての修復を終えて動態保存の状態となった。これらの工作機械群は、専門家や一般見学者に歴史的資産として見学に利用されるだけではなく、実際に運転し運動機構を学生など若者に観察させることで、工作機械の構成や機械工作法を考えさせる機器製作教育にも利用されている。 |
| 《写真提供:国立大学法人 熊本大学》 |
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