日本機械学会「機械遺産」  機械遺産 第17号/MECHANICAL ENGINEERING HERITAGE NO.17
活版印刷機
Japanese Made Hand Operated Type Printing Machine
 本機は1885(明治18)年頃に製造された国産の活版印刷機である。近代的な活版印刷は、15世紀中頃にドイツのグーテンベルグが木製の印刷機を開発したことに始まる。
  印刷手順は、インクを盛った組活字板の上に紙を置きそこにチンパンと呼ばれる上蓋をして、本体下部にある木製の円筒(シリンダー)に巻きつけた革のベルトによりプレス場所へと移動させる。人力でレバーを引くとプレス部分は加圧・印刷され、レバーを放すとスプリングで上へ戻る仕組みである。この印刷機を製造した平野富二は、その師の本木昌造とともに日本における近代活版印刷の嚆矢ともいえる人物である。このアルビオン型手引き活版印刷機は、明治期盛んに用いられたものの、国産で現存しているものは数台だけである。
  中でも、明治初期の平野活版製造所製の印刷機は、本機が確認されるのみである。
《写真提供:ミズノプリテック株式会社》
公開(事前予約)
ミズノ・プリンティング・ミュージアム
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