LastUpdate 2006.8.4

「メカライフの世界」展

2005年度「メカライフの世界」展 東北学生会


「競技用歩行ロボットの開発」および「中学生向け機械工学科の説明会」


<競技用歩行ロボットの開発>
○2005年4月14日〜10月6日
<中学生向け機械工学科の説明会>
○2005年7月28日,29日/10月29日,30日,11月13日
○一関工業高等専門学校/機械工学科
○企画実施に参加した学生名:機械工学科3年生41名 機械工学科5年大島 俊,菅原
健一,佐藤利幸,中村厚太郎
○来場者総数:のべ500名
一関高専機械工学科では,3年次に歩行ロボットを製作する授業を行っている.これ
は創成教育の試みとして,設計・製作,トーナメント形式の競技会,そして発表会と
いう流れで行っており,本学科の大きな特徴となっている.また,この授業によって
製作されたロボットは,学科紹介のイベントに出品展示をしており,本年度は一日体
験入学,高専祭のほか,発明協会から依頼をうけ一関少年少女発明工夫展にも出品を
した.学園祭や発明工夫展では,特に小学生が興味を持ってくれたようであり,これ
が機械工学に興味を抱くきっかけとなれば幸いである.



親子で楽しむ科学の祭典


○2005年7月31日
○鶴岡工業高等専門学校/機械工学科・制御情報工学科の8研究室
○企画実施に参加した学生名:代表 阿部康弘ほか30名
○来場者総数:約1 400名
鶴岡高専と鶴岡市理科教育センター・田川学校教育研究会理科部会の共催で本校第一
体育館で行われた「親子で楽しむ科学の祭典2005」に融合して「メカライフの世界」
展を実施した.参加した企画は「蓄音機で自分の声を聞いてみよう」,「空気で遊ぼ
う」,「小人の運転」,「ジャンボシャボン玉をつくってみよう」,「飛び出す3次
元グラフィックス」,「似顔絵をプレゼント・・・パソコンで鉛筆画」,「作って飛
ばそうタケコプター」,「飛べ!ちびロケット」である.当日は暑い中を沢山の小・
中学生,保護者においでいただき,物づくりの楽しさ,現象の原理を知っての驚きを
体験していただいた.アンケートでも,楽しかった,親子で驚きや楽しさを共有でき
たなど大変好評であった.



ロボット製作体験、他

○2005年9月18日
○日本大学/工学部/バイオメカニクス研究室
○企画実施に参加した学生名:関根敦弘,荘司章寿,豊田紘司,畑山秀一,中村匡志,
赤荻浩之,明瀬憲由,宮田健二,平子雅通,緑川 誠
○来場者総数:100名
オープンキャンパス開催中に日本機械学会東北支部の援助を受け,「ロボットの製作
体験」など,たくさんの企画を実施した.さらに,同時に開催された各研究室の公開
イベントの展示と実演なども好評だった.




紙飛行機で学ぶ流体力学

○2005年10月22日
○秋田県立大学/流体システム工学研究室
○企画実施に参加した学生名:河野貴幸,坂口健雄,高城和人,長沼 翼,梨本和正,
本間洋勝,山田 譲,柏木 保
○来場者総数:15名
大学祭にあわせて,小中学生を対象とした紙飛行機教室を開催した.内容としては,
最初にパネルで飛行の歴史や飛行の力学について簡単に解説を行い,その後紙飛行機
の製作を大学生の指導で行うという形式をとった.当日はあいにく天候が不順で室内
での実施となったが,風の影響がないため結果的にはうまく飛ばせることができたよ
うである.
飛行機の製作が初めてという子供がほとんどで,中には父兄のほうが熱心に製作して
いる場面もあった.
本学では今年初めて「メカライフの世界」展を実施したが,このような催しを行うこ
とで地域との交流のきっかけになることを期待したい.



2005「メカライフの世界」展


○2005年10月22日,23日
○岩手大学/工学部/機械工学科/〈ロボティクス・制御〉島地・萩原・橋元グルー
プ〈材料評価・計算力学〉片桐・笠場グループ,倉茂・今井グループ〈先端加工・知
能化生産〉井山・水野グループ,岩渕・清水グループ〈航空宇宙システム〉船崎・山
田グループ,佐藤グループ〈システム最適設計〉菅野・西村グループ,廣瀬グループ
〈自然エネルギー・環境動力〉渡邊・谷口グループ,北野・藤田グループ,小野寺グ
ループ
○企画実施に参加した学生名:大森雄介(実行委員長),工藤大樹(会計),古川琢
也(会計)
○来場者総数:300名
今年も日本機会学会の支援により,「メカライフの世界」展を盛大に開催することが
できた.会場は,あいにくの雨天にもかかわらず,親子連れや,高校生らにより,多
くの人手で賑わった.
各研究グループの展示により,一般の方々に,実は日常生活で身近にある機械工学の
世界に触れていただけたと思う.特に受験を控えた高校生らには,工学分野の中でも
機械工学とはどのような学問なのか,また,他の工学分野とはどこが違うのかを理解
していただけたと感じた.
このような活動を通じて,地域社会において,機械工学により興味・関心をもってい
ただき,今後のこの分野の発展へとつながることを願っている.
最後に,企画の実行に当たって支援していただいた日本機械学会,機械学会学生員の
皆様に厚く御礼申し上げる.


流れとエネルギー

○2005年10月22日,23日
○八戸工業高等専門学校/沢村研究室(流体工学実験室)
○企画実施に参加した学生名:齋藤友誉,関口寿子,川原卓弥,長瀬優希,岩井隼人,
八木澤崇広,下野喜広,富樫 佑,秋村 洋,葛西惇士,木村航太,鹿原健志,豊川
定史,西村旬平,米田晃三,小田原広実
○来場者総数:10月22日 約150名,10月23日 約70名,計約220名
八戸高専の最大の行事である高専祭にあわせて「メカライフの世界」展を開催した.
今年度のテーマは「流れとエネルギー」とし,乗り物の模型作成や水力発電などの展
示物により来場者に遊びながら簡単な原理を学んでもらえることを目的とした.実施
した内容は大きく分けて次の3企画である.
<CODE NUM=0151>^tPETボトルロケット(公開講座):500ml PETボトルを作成したが
雨天のため,PETボトルの平行部を使用した飛行リングを作製し,的あて大会を行っ
た.
<CODE NUM=0152>^t模型舟作製とその舟でのタイムアタック:実験室内の側溝を水路
にして,来場者自身が作製したスタイロフォーム製の舟を水中モーターで走らせ,タ
イムアタックを行った.
<CODE NUM=0153>^t企画展示:流れに関する展示物として,水力発電の模型,水圧体
感装置を説明展示し,地上効果翼船とホバークラフトで遊んでもらった.
 あいにくの雨天のため,日曜日の入場者数は土曜日に比べて減少したが,来場した
多くの方々が実際に模型舟を製作したり,水力発電装置を興味深く眺めていったりし
ていた.



燃料電池自動車

○2005年10月22日,23日
○宮城工業高等専門学校/折田研究室
○企画実施に参加した学生名:跡部裕人,佐々木大地,丹野和幸,峯岸聖多朗,佐藤
康隆
○来場者総数:約60名
(12V−6A)の燃料電池で走る高専生手作りの自動車で80kgの大人も乗ることが可能.
操舵,ブレーキ,駆動を3輪でそれぞれ分担する構造で,最小回転半径0.5m,速度は
安全上最高4km/hにおさえてある.



ZINTORI 〜ロボットの展示と操作〜

○2005年10月29日,30日
○秋田工業高等専門学校/機械工学科
○企画実施に参加した学生名:仁村浩治,斎藤僚介,佐藤昭洋,渡部和也,五十嵐諭,
菊地理大,辻 尚史,中川裕也
○来場者総数:約200名
高専祭と同時開催された機械工学科の1日体験入学で「メカライフの世界」展を開催
した.「ZINTORI」(ロボットを使って会場内に設置されているポストに卓球やゴル
フボールを載せ,得点を競う)用のロボット数台を公開し,中学生に操作・競技させ,
ものづくりや創造することの楽しさ・難しさを体験させた.これらのロボットは,平
成16年度の「創造設計製作」の授業で3年生が製作したロボットを中学生にも操作し
やすいように改良・修復したものである.
1日体験入学に訪れた中学生や引率の先生・保護者をはじめ,立ち寄った小学生まで
楽しんでもらい,たいへん好評であった.



粘弾性体の奇跡

○2005年10月29日,30日
○いわき明星大学/清水研究室
○企画実施に参加した学生名:渡邉智之(以上大学院生1名),新田倫之,渡辺貴大,
平良木淳美,鈴木健治(以上学部生4名)合計5名
○来場者総数:約120名
今年は粘弾性体グループとマルチボディダイナミクスグループ,福祉機器研究グルー
プとに分かれ研究室の公開を行った.実験では,振動・衝撃吸収性に優れた粘弾性体
のマットに来場した子供たちに生卵を落下してもらい,驚異的な衝撃吸収効果を見て
いただいた.また,挙動が粘弾性体の特徴を持つ物質「スライム」を実際に子供たち
に作ってもらい粘弾性体に直接触れていただいた.
この実験のほかにも,筋電義手の展示・操作体験や3本指の多機能電動義手「A-Hand」
の展示,運動解析ソフトを使ったシミュレーションも行った.来場された方々はどの
説明にも興味深げに耳を傾けていた.



CAD/CAMによる形状設計と自動加工体験


○2005年10月30日,31日
○いわき明星大学/高研究室
○企画実施に参加した学生名:野村篤史,塩田陽一,大峯和也
○来場者総数:250名
コンピュータによる三次元デザイン,数値制御ワイヤーカット放電加工機とマシニン
グセンタの自動加工の実演デモを行った.また,これまでの卒業研究作品の展示を行っ
た.



二足歩行ロボットの運動シミュレーション

○2005年10月30日,31日
○いわき明星大学/高橋研究室
○企画実施に参加した学生名:石名部慧,小川貴士,川辺峻介,小林 孝,佐藤瑛則,
佐藤豊弥,田中大祐,山口 新
○来場者総数:250名
小型二足歩行ロボットの運動の様子を機構運動解析ソフトにより解析し,結果をアニ
メーションで紹介した.また,リモートコントロールによる小型二足歩行ロボットの
操作体験を通して,多くの参加者に機械工学の楽しさを体験していただいた.



ソーラーカーラリー大会出場車両の展示

○2005年10月30日,31日
○いわき明星大学/桜井研究室
○企画実施に参加した学生名:東海林享,鈴木康司
○来場者総数:250名
平成17年度のソーラーカーラリー大会に出場したソーラーカー車両を展示し,来場者
に試乗してもらった.また,ソーラーカー車両の設計に関する展示を行った.



燃料電池モジュールを搭載したカート車両の展示

○2005年10月30日,31日
○いわき明星大学/安野研究室
○企画実施に参加した学生名:本田 武,沼田正史,吉田直樹,星圭一郎
○来場者総数:250名
燃料電池モジュールを搭載したカート車両を展示し,燃料電池の仕組みについて説明
を行った.また,当研究室で開発中の熱電変換モジュールの展示と,実際にモジュー
ルに温度差を与え発電し,モータを駆動させる実演を行った.


Home

ホームページへのご意見・ご希望は wwwadmin@jsme.or.jp へお願い致します。
  All Rights Reserved, Copyright (C) 2006, The Japan Society of Mechanical Engineers.