部門活動を振り返って

部門長 田中 啓介(名古屋大学)

 今期は日本機械学会創立100周年に当たり、次の活動を行いました。
 ICM&M'97(1997年7月、東京)、ATEM'97(1997年7月、和歌山)、材料の強度と破壊に関するモデリング・シミュレーション・マルチメディア・シンポジウム(1997年11月、東工大)、第75期通常総会(1998年4月、東工大)。
 来期は、第76期全国大会(1998年10月、東北大)、材料力学講演会(1998年11月、熊本大)が、またAPCFS'99が1999年6月に西安で予定されています。
 部門協議会では第二世紀将来構想に基づいて実施計画が進められており、移行後10年になる部門の役割が重くなりつつあります。評議員の部門選出枠の設定やInternational Journalの編集権の部門への移行が具体的に図られつつありますが、まだ不十分です。また、部門賞の贈賞数の枠が来期より広がります。これらの部門の評価の基礎となるのが登録者数で、材力部門は皆様のご努力で少しづつ増加していますが、なお一層の努力が必要です。
 部門としては、21世紀に向けて新しい展開が求められています。「材料力学」が魅力あるテーマを提示し、次世代の若者を強く引き付けることができるか、さらに「材料力学」が将来の大型プロジェクトあるいは新しい産業の創成のキーテクノロジーとなりうるか。そのためには何を成すべきか。どのように進化すべきか。今後とも、これらに対してインパクトのある提案をしていくことが部門の活性化に直接つながるものと思います。皆様の英知の結集が必要です。大いに夢を語って行きましょう。
 最後に、白鳥副部門長、岸本幹事、運営委員をはじめ関係各位のこの一年の献身的なご協力に厚くお礼申し上げます。


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