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部門賞「功績賞」および部門一般表彰「貢献表彰」は部門員からの推薦に基づき、優秀講演表彰およびフェロー賞は昨年9月より本年8月までに開催された講演会の座長、聴講者による評価結果に基づき、部門賞委員会にて慎重に審議を重ね、運営委員会での議を経て、今般下記の諸氏に贈賞の運びとなりました。ここにご報告申し上げます。
【部門賞(功績賞)】
■成合 英樹 殿(筑波大学名誉教授)
成合英樹氏は長年にわたり動力・エネルギーシステムに関する研究、特に伝熱流動に関する研究を進められ、この分野の発展に多大なる貢献をされました。また、当部門の前身である動力委員会委員長を始め、理事、評議員などとして学会活動にも大きな貢献をされました。さらに、当学会以外でも文部省学術審議会専門委員などの要職を歴任され、2003年10月からは新設された独立行政法人原子力安全基盤機構の理事長を務められて現在に至るなど、日本の原子力の安全分野において多大なる貢献を果たしてこられました。
■藤城 俊夫 殿(.高度情報科学技術研究機構 参与)
藤城俊夫氏は長年にわたり原子炉施設の安全性研究に携わり、原子炉安全性研究炉(NSRR)の建設と同研究炉を用いた研究の遂行により、原子炉安全研究の中心的且つ指導的役割を果たされました。またOECD/NEA原子力施設安全性委員会(CSNI)等の委員として国際的な立場から原子力安全研究の推進、安全規制の円滑化に貢献し、1992年研究功績者科学技術庁長官賞を受賞するとともに、国内でも原子力安全委員会専門委員などとして原子炉施設の安全指針・基準類の策定等に貢献し、原子力安全功労者科学技術庁長官賞など数々の表彰を受けられました。機械学会においても熱工学委員会を始め、多くの委員、委員長などを務め、学会及び部門の発展に大きく貢献されました。
■浅野 晴彦 殿(中部電力椛纒\取締役副社長 執行役員)
浅野晴彦氏は中部電力株式会社にて多数の火力発電所の計画・建設・運営に携わるとともに、浜岡原子力発電所へのプルサーマル推進、安全・安定運転に尽力するなど、火力・原子力発電による電力安定供給、火力発電所の熱効率向上に多大なる貢献をされました。特に川越火力発電所や新名古屋火力発電所に高効率な1300℃級ガスタービン複合発電が導入される中、火力機全体の適正運用に指導力を発揮して1997年から5年連続して国内全電力1位の火力総合熱効率を達成するとともに、2008年には新名古屋火力発電所8号系列で1500℃級ガスタービンの採用により世界最高水準の熱効率(52%、高位発熱量基準)を達成しました。
■金子 祥三 殿(東京大学生産技術研究所 特任教授)
三菱重工業株式会社にて長年にわたり火力発電プラントの高効率化と環境性向上に携わるとともに、発電関連の新技術の事業化を推進されてきました。超超臨界圧発電(USC)では9%クロム及び12%クロムフェライト鋼を開発してASME規格化を実現しました。また1977年に東京電力且oヶ崎5号ボイラに採用された超低NOxバーナや1981年に東京電力叶逞t2号ボイラに採用された炉内脱硝システムは世界最高レベルの環境性能を誇り、共に機械学会賞を受賞し、現在多くのボイラに採用されています。石炭ガス化複合発電(IGCC)に関しても日本独自開発の噴流床空気吹き石炭ガス化の開発に携わり、25万kW級IGCC実証プラントではクリーンコールパワー研究所の副社長として技術を統括し、長時間連続運転の成功(2008年、勿来)に主導的役割を果たされました。この他にも加圧流動床発電(1997年度日本機械学会賞技術賞受賞)など多くの実績を残されるとともに、2001年度には当部門の部門長として学会活動を推進されるなど、当部門に大きな功績を残されました。
【部門一般表彰】
○貢献表彰(敬称略)
■日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター高速実験炉「常陽」設計・建設・運転担当(代表:鈴木 惣十、坂場 秀男、吉田 昌宏、松野 義明)、「高速実験炉「常陽」の設計・建設と30余年にわたる安全運転の完遂」
我国初のナトリウム冷却型高速炉である高速実験炉「常陽」は1977年4月の初臨界以降、増殖炉心であるMK-T炉心での運転経験の取得、照射専用炉心であるMK-U炉心による運転と照射試験を順調に進めました。平成2003年11月には、高速中性子照射炉としてさらに高性能化したMK-V炉心を完成させて現在に至っています。「常陽」は初臨界以来30余年にわたって安定した運転を続け、国産技術による設計・建設・運転を通じて、燃料に混合酸化物、冷却材に液体金属ナトリウムを用いた高速増殖炉(FBR)の増殖性の確認、自然循環によるプラント安全特性の実証、運転・保守技術の確立、FBR基盤技術開発、FBRプラント技術者の養成等でFBRの実用化に向け、数々の輝かしい成果を挙げました。
○優秀講演表彰(敬称略) 「対象講演会:2008年9月〜2009年8月」
<第14回動力エネルギー技術シンポジウム>
井上元(九大),
「ポアネットワークモデルによるGDL内液滴挙動解析」
木戸口和浩(CCP研究所),
「 石炭ガス化複合発電(IGCC)実証プロジェクトの進捗状況)」
阿部博志(東北大),
「酸化皮膜の特徴抽出に基づく炭素鋼FAC速度の考察」
<ICONE-17>
山野秀将(JAEA),
"Next Generation Safety Analysis Methods for SFRs(2)Experimental Analysis by SIMMER-III
for the International Verification of the Compass Code on Fuel-pin Disruption and Low-Energy
Disrupted Core Motion"
東侑麻(北大),
"Study on Pipe Wastage Mechanism by Liquid Droplet Impingement Erosion"
堀井翔一(筑波大),
"Study on Boiling Behavior of Solution by Microwave Heating"
木和久(東工大),
"Research on Flow Characteristics of Supercritical CO2 Axial Compressor Blades by CFD Analysis"
越智大輔(東大),
"The Velocity and Temperature Measurement of a Water Flow in the Wire-Wrapped
7-Rods System in FBR",
菅原慎悦(東大),
"The Role of Local Governments in the Japanese Nuclear Governance: Case Analysis of
"Safety Agreements" in Siting Areas"
【フェロー賞】
長谷川大地(東北大),
「複数の蓄熱器を持つ熱音響エンジン」(第14回動力エネルギー技術シンポジウム)
内山雄太(筑波大),
"Experimental Study on Influence of Interfacial Behavior on Jet Surface Fragmentation"
(ICONE-17)
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