5649 
 
阪神・淡路大震災調査報告
              ―機械編:機械設備の被害―
  

 書籍コード:5649 種別:一般
 発行日:1998年8月 体裁:A4判 428ページ 
 定価(税込):\21,600 会員特価(税込):\17,300
    
 
                    
◆目次PDF◆ 

 





―本書の特色―
 1995年1月17日未明に発生した兵庫県南部地震は,明石海峡を震源とし北淡から阪神地区を通り宝塚へ至る帯状の大都市地域に大きな被害をもたらした.特に震度7の直下型の激震が阪神間の重工業,商業,運輸,交通等の活動の集中する人口密集地域で発生したために,これらに関係する機械および機械設備に被害が発生したことは周知の事実である.
 本書は,大都市を直撃した歴史的な震災を記録した資料として日本機械学会が日本建築学会,土木学会,地盤工学会,日本地震学会と共同で出版する「阪神・淡路大震災調査報告」(全26巻)のうち1巻(機械編:日本機械学会担当)である.本書が後世において機械および機械設備の地震被害に対する正確な記録となるようにすることを執筆の基本方針とし,資料の収集と分析に最大の労力と細心の注意を払った.特に入力地震動と機械および機械設の被害の因果関係を工学的に分析できるようにすると共に,震災後に官庁・大学・学協会・企業などで蓄積された機械および機械設備の地震被害に関する調査結果や解析結果などをできる限り網羅するように努めた.
 本書は,将来の来るべき大地震に際して機械および機械設備の被害が極力少なくなるようにするために,機械および機械設備の耐震設計・耐震対策上欠くことのできない第一級の技術資料である.機械関係の技術者・研究者だけでなく,現場の設備担当者,あるいは建築・土木関係の技術者・研究者にとって必携の書である.