第88期部門長就任にあたって
第88期部門長 横井 一仁 (産業技術総合研究所)


 第88期ロボティクス・メカトロニクス部門の部門長を務めさせていただくことになりました.この大役が務まるか不安なところもありますが,大隅久副部門長(中央大),前田雄介幹事(横浜国大)を始め運営委員会の精鋭メンバーにお助けいただき乗り切っていきたいと思います.1年間,どうぞよろしくお願いいたします.
 ロボティクス・メカトロニクスは日本の強みです.産業用ロボットに関しては,世界一の稼働台数を誇り,2位の北米大陸の2倍以上となっています.ただ,ここ数年は景気の低迷もあり,国内稼働台数は頭打ちとなっており,稼働台数的には日本の1割に満たない中国市場の成長に救われています.
一方,サービスロボット市場は,IFRによると,2008年の終わりにはBtoBで6万台以上(112億ドル),BtoCで720万台となっていますが,日本がリードしているとはいえません.
 次世代ロボットを睨んだ研究開発でも,中国はロボット関連国家プロジェクトに3.4億元(45億円)以上の投資を行い,EUもFP7の初めの3年間(2007〜2009年)でロボット関連プロジェクトに200億ユーロ(244億円)以上の投資を行っています.我が国でも,経済産業省はロボット関連プロジェクトに本年度も25億円以上の投資を行いますが,うかうかしているとロボティクス・メカトロニクスの分野でも諸外国の後塵を拝することになりかねません.
偶然にもROBOMEC2010 は,軌跡の復活を成し遂げた旭山動物園のある旭川で行われます.リーマンショックから始まった景気の低迷を打ち破り,日本の元気をロボティクス・メカトロニクスで復活させるべく,ROBOMECでの発表に留まらず,ロボティクス・メカトロニクス技術による新産業創成を目指してみませんか,部門としましても,各委員会を中心に様々な活動を行い,それをサポートしていきたいと思います.皆様のご支援をお願いします.


Copyright(C) 2010 日本機械学会ロボメカ部門
Last Update :2010/04/06
掲示責任者: 日本機械学会ロボメカ部門広報委員会