No.15-101 イブニングセミナー(第187回)
-墨の不思議(墨は生きている)-

U R L http://www.jsme.or.jp/tsd/
(技術と社会部門 企画)


開催日 2015年8月26日(水)18.00~20.00

会 場 明治大学 駿河台キャンパス(リバティータワー13階1135室)

東京都千代田区神田駿河台1-1/電話(03)3296-4545
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分

明治大学キャンパス案内図
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
趣 旨 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も,社会との深い関わりの中にあることは明らかである.われわれが新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

テーマおよび講師

ナノメーター単位の超微粒子「煤」と高分子化学の「膠」を使いこなし千年余り.職人技が織りなす幽玄の世界,墨.その墨色を変幻自在に操って創造の翼を広げる書画作品が生まれています. 墨は煤,膠,香料を錬り合わせて造られます.今回は墨に錬り込まれている目に見えない膠の重要性を主体に,「墨は生きている」を検証します.膠は古来より使われている接着剤の一つで,世界中にあります.この墨造りに使用される膠は「コラーゲンを含むゼラチンを主成分とする蛋白質の一種」と定義され, 古文化財の修理,日本画,人形等に使用され,貴重な役目を果たしています. 主役の煤(墨色)を生かす膠の役目,性質を踏まえ,創業210年の歴史を持つ,奈良墨メーカーである(株)墨運堂の講師に墨全般について語っていただきます. 多忙な現代社会の中,手づくりである文房四宝の一つ,墨香の世界でほっと一息を.

講師 竹内三津男((株)墨運堂 東京店店長)


【参加費】 正員 1000円(学生員 無料) 会員外 1500円(一般学生 500円)
当日会場にて受け付けます.

【申込方法】 「No. 15-101 イブニングセミナー(第187回)申し込み」と題記し

(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,
(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,
E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.

【申込先】 日本機械学会(担当職員 秋山)E-mail: akiyama@jsme.or.jp ,FAX (03)5360-3508

<懇親会> 大学近くの「パブレストラン アミ」にて,講師を囲んで懇親会を行います。
会費 3 000円程度

【問合せ先】 KoPEL 小西義昭/電話 080-4092-0020 E-mail:ysk.konishi@nifty.com/
明治大学 村田良美/電話(044)934-7350 E-mail:murata@isc.meiji.ac.jp

次回予定 2015年9月30日(水)「和紙」,10月28日(水)「筆」,11月25日(水)「硯」に関する講演を予定


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