No.16-38 イブニングセミナー(第193回)
信頼回復とは何か?

U R L http://www.jsme.or.jp/tsd/
(技術と社会部門 企画)


開催日 2016年3月23日(水)18.00~20.00

会 場 明治大学 駿河台キャンパス (7階1073教室 予定)

東京都千代田区神田駿河台1-1/電話(03)3296-4545
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分

明治大学キャンパス案内図
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
趣 旨 技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も,社会との深い関わりの中にあることは明らかである.われわれが新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.

テーマおよび講師

2011年3月の東京電力・福島第一原子力発電所の爆発事故は、さまざまな面で日本の科学や技術の課題を見せつけ、携わる技術者たちへの信頼を大きく失墜させました。
その結果、日本だけが極端に低い食品の放射線ガイドラインを設定して、被災地の復興を妨げたり、原子力エネルギーの使用を巡っても冷静な議論ができないなど、社会的混乱が続いています。

背景には、科学情報はだれのものか、なぜ情報開示しなければならないのか、どのように伝えれば信頼は回復できるのかなど、Science communicationの基本的な思想が、科学者、技術者はもちろん、行政、国会、そして主権者である市民にも、全く理解されていなかったという事情があります。
科学や技術と現代社会との間に生じる多種の混乱、その解決を目指す「科学コミュニケーション」は、実は始まったばかりの実学です。
各国で試行錯誤が続いていますが、日本では、「理論」、「分析」や「考察」はともかく、実践的な研究はほとんど見られません。
福島事故でのコミュニケーションの失敗の経緯をたどりながら、信頼とは何か、回復にはどのような努力が必要かを、皆さんと共に考えたいと思います。

講師 小出重幸(日本科学技術ジャーナリスト会議)


【参加費】 正員 1000円(学生員 無料) 会員外 1500円(一般学生 500円)
当日会場にて受け付けます.

【申込方法】 「No. 16-38 イブニングセミナー(第193回)申し込み」と題記し

(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,
(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,
E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.

【申込先】 日本機械学会(担当職員 秋山)E-mail: akiyama@jsme.or.jp ,FAX (03)5360-3508

<懇親会> 駿河台キャンパス内アカデミーコモン1階の「カフェパンセ」にて,講師を囲んで懇親会を行います.懇親会費 3 000円程度


【問合せ先】 KoPEL 小西義昭/電話 080-4092-0020 E-mail:ysk.konishi@nifty.com/
明治大学 村田良美/電話(044)934-7350 E-mail:murata@isc.meiji.ac.jp

次回予定 2016年4月27日(水)18.00-20.00テーマ「魚」関係


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