2005年9月19日(月)〜22日(木)に開催される日本機械学会年次大会において、一般市民を対象とした市民フォーラム「新カリキュラムによる高校物理教育と工科系大学」を開催いたします。
 近年、初等中等教育における「ゆとり教育」の結果として、理数系学力の低下が懸念されております。平成18年度より入学する現役学生は、高等学校で新カリキュラムによる授業を受けてきます。この新カリキュラムでは理工系科目の授業内容・時間が大幅に削減されています。既に高校では理数系科目の授業運営に深刻な影響が出ています。
 本フォーラムでは、新カリキュラムで授業を行なっている高校の教諭と、その卒業生を受け入れる大学の教員との間で直接対話を行い、理数系学力を維持するための対策について議論したいと思います。
 大学教育の質的低下は、その卒業後の企業人の質の低下を意味し、長期的には社会の活力を奪うことに通じます。
 市民の皆様、学会関係者の皆様のご参加をこころよりお待ちしております。
スケジュール
日時 : 9月19日(月) 9:30〜12:00
会場 : 第42室(80周年記念会館3階フォーラム)
司会 : 電気通信大学 伊東敏雄
9:30-10:00
「公立高校の事情」
大宮高校 湯口秀敏
10:00-10:30
「工業高校の事情」
東工大工学部付属工業高校 門田和雄
10:30-11:00
「私立受験校の事情」
駒場東邦中高校 井上 賢
11:00-12:00
パネルディスカッション 「ゆとり教育の光と影」
司   会:電気通信大学 宮嵜 武
パネリスト:駒場東邦中高校 湯口秀敏
       東工大工学部付属工業高校 門田和雄
       駒場東邦中高校 井上 賢
       電気通信大学 伊東敏雄
       玉川大学 町田輝史