日本機械学会優秀製品賞 2006年度 (第2回) 贈賞報告
表彰部会長 笠木 伸英

 本会では,特別員を対象に,技術開発の規模によらず,既存技術の工夫・改良などを含め草の根的な技術開発で社会に受け入れられている優れた製品を顕彰することで,ものづくりを幅広く活性化・サポートすることを目的に,2005年度に『日本機械学会優秀製品賞』を創設いたしました.
 本賞は,機械あるいは機械システムに関連した製品で,設計,生産,デザインでの高い技術力・独創性や、新たな市場ニーズを開拓し事業化する優れた事業戦略を発揮して、秀でた販売実績や市場占有率など国内外で高い評価を得た製品を対象とすることといたしました.特に,先端技術だけではなく,従来技術の組合せや高度化に創意工夫を発揮するなど、大規模な企業が多く受賞してきた日本機械学会賞(技術)とは異なり,企業規模によらず優秀な製品を世に送り出している幅広い企業を対象とすることといたしました.
 募集にあたっては昨年7月号会誌の会告および学会HP,特別員へのご案内をいたしました.その結果27件の応募・推薦があり,選考委員会での慎重なる審査、並びに実地審査を経て,今期理事会は下記5社の製品を第2回の受賞とされましたことをご報告いたします.なお,各製品の詳細は次ページ以後に掲載し,本賞の贈賞は9月11日の年次大会懇親会(関西大学)において執り行なわれます.
 また,本年度優秀製品賞の募集案内を( http://www.jsme.or.jp/form/yuushuuseihinnshinseisho.doc )にて掲載しておりますので,ふるっての応募・推薦をお願い致します.
 
 
2006年度(第2回)日本機械学会優秀製品賞  (5件 )   
 (配列は会社名の50音順) 
(1) ダイハツディーゼル株式会社 センサタイプ オイルミスト警報装置 MD-SX
(2) ティーエス ヒートロニクス株式会社 DLC型ヒートレーン放熱器
(3) 株式会社日立技研 実装基板欠陥レビューシステム Neoview  Suzaku
(4) 株式会社フォトロン ハイエンド・デジタルハイスピードビデオカメラ〈FASTCAM-APX RS〉
(5) 三鷹光器株式会社 レーザープローブ式非接触三次元測定装置(NH−3SP)