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RC189


1.分科会名称

 (社)日本機械学会 研究開発推進センター(設立準備室)

『ディーゼル機関のゼロエミッション化と低燃費化のための燃焼と排気制御に関する研究分科会』
 

2.主査名

三輪 惠(徳島大学大学院工学研究科)
 

3.設置期間

 2001年4月〜2003年3月までの2年間
 

4.活動目的・内容

ディーゼル機関は,燃料経済性と低CO2排出の観点から,将来的にも,運輸,産業部門において高効率な動力エネルギー源として重要な位置を占める
と考えられます.一方,ディーゼル機関から排出される微粒子やNOx,さらには,未燃炭化水素類などの有害排出物は,大気環境および地域環境保全
の立場から,一層の低エミッション化が課題となっています.そのため,企業ならびに大学において,機関本体に関して,噴射系,燃焼室形状,空気流
動と乱れなど基本的な設計因子に加えて,EGRならびに高過給化が導入され,機関性能の向上と排気ガス改善が進められています.しかし,これまで
の燃焼改善研究は,どちらかといえば物理的側面からの研究に重点が置かれていましたが,さらなる高性能化と低エミッション化に対応するには,非定
常燃焼場における燃料系,噴射・燃焼室・流動系などの要素技術について,燃料の化学組成と着火・燃焼現象との関係,燃焼現象と有害成分の抑制反
応との関係を理解して,化学的側面から燃焼制御因子を明らかにするとともに,排気後処理装置内の触媒要素との最適化が不可欠です.
そこで,本研究分科会では,産官学のエンジンシステム工学,燃焼工学ならびに触媒工学領域の協力のもとに,低燃費高出力ディーゼル機関に要求さ
れる機関要素技術と燃焼・反応要素技術の適用範囲,ならびにその複合化技術の可能性について,新しい計測技術を導入して実験的に明らかにし,
環境対応型ディーゼル機関の燃焼技術の開発を目的とします.

活動内容
<上期(2001年4月?2002年3月)>
(1) サブグループに分け,計測法も含めて,以下の研究を実施する.
1班:非定常噴霧の着火と燃焼機構の基礎研究
     (燃料種,着火・燃焼反応,噴霧形成,予混合圧縮燃焼etc.)
2班:非定常噴霧の燃焼因子と有害排出ガスの抑制要素技術の研究
     (噴霧形成,流動・乱れ,EGR,NO・すす抑制要因etc.) 
3班:筒内燃焼改善による燃費と有害排出ガスの低減研究
     (燃費,NOx,PM,噴射率,燃焼室,EGR,高過給,etc.)
4班:排気系後処理によるの有害排出ガスの低減研究
     (NO酸化・還元触媒,SOF・すす酸化機構,HC還元etc.)
(2) 各班の成果を,研究委員と企業委員との全体会議で発表し,基礎研究と応用研究との関連性,位置付けについての意見交換を行う.

<下期(2002年4月?2003年3月)>
(1) 上期の各研究成果と研究グループ相互の情報交換を踏まえて,研究を継続する.
(2) 各燃焼要素技術の複合化を検討し,燃焼および排気ガス制御法の適用範囲と最適化について定量的な評価,考察を行う.
 
 

5.参加負担金額 (年間)

 40万円
 

6.問合せ先

三輪 惠 徳島大学大学院工学研究科(TEL.088-656-7370)

 



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