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RC221


 
1. 分科会名称

  『エンジントライボロジ−研究分科会(第9期)』

2. 主査名   瀧口 雅章 (武蔵工業大学工学部機械工学科 教授)
3. 設置期間   平成17年6月1日から平成19年5月31日
4. 活動目的・内容

 地球温暖化防止への世界的取り組みが本格化し、また都市部を中心とした大気汚染が深刻化する中、エンジンの排ガス浄化及び燃費低減が強く求められ、その為の新技術が続々と開発され実用化されている。しかしその中には、オイル添加剤による触媒被毒、低粘度油による境界潤滑領域の増加、ガソリンエンジンの直噴化やディーゼルエンジンのポスト噴射によるオイル希釈、大量EGR化による摩耗増加、高過給・高圧噴射化による熱負荷増加、等々、多くのトライボロジ−上の問題が含まれている。従って、新技術がその効果を十分に発揮するためには、関連するトライボロジ−問題点の解決が不可欠であり、その対応が急務となっている。このような観点から、平成15年に設置されたRC209では、それまでのRC172、RC191において研究者が蓄積したエンジントライボロジ−に関する解析手法並びに計測手法を、摩擦、摩耗、焼付き現象だけでなく、差し迫った問題である摩擦損失やオイル消費現象に適用し、それら予測法並びに改善案を提案すべく研究が進められている。本研究分科会ではRC209での活動を継続し、上記課題に関連する研究課題に対して図に示す研究体制で取り組み、具体的な解決策を提案することを目的としている。

 研究分科会では、先に述べた研究分科会活動を運営する。
(1) 日本機械学会研究協力事業部会に「第9期 エンジントライボロジ−研究分科会」を設置する。
(2) 本分科会は研究者側および会社側両委員とオブサーバーによって構成する。
(3) 参加会社からの委員は1名に限るが、分科会への出席については人数を制限しない。
(4) 分科会は原則として年間4〜5回開催し、低粘度油に関係する話題提供、研究状況報告、研究者側と会社側委員の意見交換を行うと共に、研究施設の見学および内外専門家による講演を行う。概略計画の一例を以下に示す。また分科会設置期間中、グループ間、研究委員間の情報交換、相互協力を緊密に行う。
(5) 本分科会の活動成果は正式に報告書として取りまとめ、研究報告書を発行する。
この報告書は参加会社並びに委員に無償で配布する。
(6) 分科会委員の研究結果(研究途中の段階での中間報告或いは一部の報告も含む)を講演会等で発表する場合には、事前に分科会の承諾を得るものと し、分科会主査はその旨事業部会に報告するものとする。

分科会開催計画概略例
分科会        開催日           内  容
第1回  平成17年 6月 研究テーマ説明及び基調講演
第2回           9月 低燃費化技術の現状と動向
第3回              12月 排気浄化技術の現状と動向
第4回  平成18年 3月 見学会
第5回                5月 中間報告及び意見交換
第6回                7月 中間報告及び意見交換
第7回                9月 トピックス
第8回              12月 トピックス
第9回  平成19年 3月 最終報告会(1回目)
第10回               5月 最終報告会(2回目)

5. 参加負担金   50万円(年間)     ×2年     
6. 問合せ先  分科会幹事 北原 辰巳 (九州大学工学部機械科学科)
  TEL:092(642)3456   FAX:092(631)4789
  E-mail:kitahara@mech.kyushu-u.ac.jp


 



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