No.71
No.70
No.69
No.68
No.67
No.66
No.65
No.64
No.63
No.62
No.61
No.60
No.59
No.58
No.57
No.56
No.55
No.54
No.53
No.52
No.51
No.50
No.49
No.48
No.47
No.46
No.45
No.44
No.43
No.42
No.41
No.40
No.39
No.38
No.37
No.36
No.35
No.34
No.33
No.32
No.31
No.30
No.29
No.28
No.27
No.26
No.25
No.24
No.21
No.20
No.19
No.18
No.17
No.16
No.15
No.14
No.13
No.12
No.11
No.10
No.09
No.08
No.07
No.06
No.05
No.04
No.03
No.02
No.01
ニュースレター
- Home
- ニュースレター:No.21
- 九州大学工学部機械工学科計算力学講座の紹介
九州大学工学部機械工学科計算力学講座の紹介
執筆者:塩谷隆二
九州大学工学部機械工学科
当講座は平成5年に九州大学工学部機械工学科に新設され、平成9年4月に2名のスタッフが、また5月に7名の学部学生が配属され実質活動を開始した、できたてほやほやの研究室です。現在メンバーは10月より2名の新メンバーを加え、スタッフ3名、大学院学生2名、学部学生7名、留学研究生1名の総勢13名で構成されています。
教官室は他の講座同様に機械工学科の歴史を感じる建物に収まっていますが、研究室は機械工学科の建物にスペースを確保することができなかったおかげで、本年3月に新設された、工学部共同研究棟に配置されており、講座同様できたてほやほやの新しい環境にあります。また計算機環境としましては、PC、WSを併せ、1人1台以上の端末数を保有しております。
当講座の主な研究活動として、数理や情報の知識を活用し、計算手法の開発やその信頼性の研究を行い、様々な現象への応用展開を通じ、計算機上での仮想工学システムの構築を行っております。その一環として、VirtualEngineering System(VES)プロジェクトを工学部内で立ち上げ、究極の設計支援システムとして、計算機ネットワーク上に物造りを代行するシステムを構築することを夢見ています。もう少し具体的にいえば、有限要素法による熱・流れ・電磁場・構造解析を、現象・数値解析・計算機応用等のいろいろな局面から総合的に研究しています。
また、大規模シミュレーションを目的とした超並列計算手法の研究も行っており、研究室内ではPC、WSによる研究開発を、大型計算機センター等のベクトル計算機、超並列計算機の利用、さらに他学部や他大学との共同研究により、他研究室等の遠隔地の計算機資源の活用、それらのコンピュータネットワークを利用した仮想並列計算機としての利用、研究も行っています。
また、数理学研究科との共同開催により、九州大学数値解析セミナー(Q-NA)も開催しております。
当講座の教育活動としては、低学年学部学生に対し、PC、WS計算機の基礎的利用を目的とした機械情報処理教育を行っており、ワープロの利用法からプログラミング、またインターネットによるコミュニケーション技術まで幅広い計算機利用教育を行っています。大学院生に対しては、より進んだ工学的計算機利用を目的とした、有限要素法を中心とした数値解析手法に関する計算力学教育を行っています。また、PC40台を備えた機械系学科計算機室の管理、運用を通し、学生の幅広い計算機利用を促しております。
新設されて間も無い新しい講座ですが、講座名に負けないよう、計算力学分野への貢献を目指しております。また平成11年度以降大学院重点化に伴う改組が予定されていることを付記しておきます。
なお、当講座に関する詳細事項に関しては、以下のホームページを参照下さい。
計算力学講座<http://cm.mech.kyushu-u.ac.jp/>
VESプロジェクト<http://cm.mech.kyushu-u.ac.jp/ves/>
Q-NAセミナー<http://cm.mech.kyushu-u.ac.jp/qna/>