講演プログラム

特別講演
コミュニケーションと技術が支える競技力
~車いすラグビー日本代表チームの活躍~

〇日時:
3月14日(月) 16:50~17:50

〇会場:
特別講演室(オンライン(Zoom))

〇講師:
三山 慧(株式会社テレウス,パラリンピック北京大会2008・ロンドン大会2012,リオデジャネイロ大会2016,東京大会2020 車いすラグビー日本代表チーム・メカニック)
羽賀 理之(ペプチドリーム株式会社/AXE,パラリンピック東京大会2020 車いすラグビー日本代表チーム・副キャプテン)

〇司会:
田中 克昌(工学院大学)

〇講演要旨:
昨年開催された第16回夏季パラリンピック(東京パラ2020)において,車いすラグビー日本代表チームは銅メダルを獲得しました.日本代表チームは,2016年リオデジャネイロ大会で3位(銅メダル),2018年世界選手権で優勝するなど,安定した成績を収めています.この活躍には,選手個々のパフォーマンスやチームとしての優れた戦術が要因であることは言うに及びませんが,選手が使用する用具に携わるメカニックの存在も忘れることはできません. 日本代表チームのメカニックである三山氏は,試合中だけでなく,練習時から選手の車いすの整備,改良,修理,場合によっては改造も手がけてこられました.そこには,メカニックとしての「技術」に加えて,選手からの要望を,どのように解釈して用具に反映していくかが重要であったと推測されます. 本特別講演は,三山氏に加えて羽賀選手に登壇いただき,座談会形式で日本代表チームの活躍を支える要因をうかがうとともに,どのように選手とコミュニケーションを取り,選手の要望を満たしていったか,メカニックとして何を重視しているかなどを中心に,講演を進められればと思います.その中で,メダル獲得につながった秘話もうかがえるかも知れません. そして,この講演を通して,用具の重要度が高い障がい者スポーツにおける機械工学の必要性を認識し,多様性を尊重し合える社会に対して,機械工学がどのように貢献できるかを考えるきっかけのひとつになればと思います.ぜひご聴講ください.

第28期総会
日時:3月14日(月) 15:15~16:45
会場:オンライン

第28期講演会
日時:3月15日(火) 9:00~16:15
会場:オンライン

関東学生会 第61回学生員卒業研究発表講演会
日時:3月14日(月) 9:00~15:00
会場:オンライン