中国四国支部講演会案内


中国四国支部 特別講演会

超小型衛星への大学の挑戦 −新しい宇宙開発をめざしてー



開催日時

2004年12月16日(水)13:00〜14:30

会  場

 山口大学工学部D講義棟 D-11教室
 〔〒755-8611 宇部市常盤台2−16−1〕

講  師

 東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻 助教授 中須賀真一

趣 旨

 東京大学では、学生の手による超小型衛星の開発を進めている。最初に手がけたのはジュース缶大の衛星CanSatで、1999年よりサブオービタル(4km)でロケットからの落下実験を実施して来た。そこで得た技術面・マネジメント面での成果をもとに、2003年6月には10cm立方、1kgのサイコロ型衛星CubeSat XI を高度820kmの軌道に打ち上げ、1年を越えた今も正常に動作を続けている。XIが撮った地球画像は1600名を超える携帯電話ユーザーに無料配信されており、宇宙の美しさを多くの人と共に楽しんでいる。
 これらの衛星開発の目的は、第一に短期間で宇宙プロジェクト全貌を経験させるという学生への宇宙工学教育である。それだけでなく、現在の大型衛星による宇宙開発の高コスト化、長開発期間化の弊害を打破し、フットワークの良い、「しきい」の低い宇宙開発に向けての大学流の挑戦でもある。その意味で実ミッションへの展開が今後の重要課題であり、現在も超小型衛星による宇宙科学やリモートセンシングを目指した研究開発を続けている。

定  員

 160名(先着順)

参 加 費

 無料

申込方法

 「特別講演会(山口)申込み」と題記し,(1)氏名,(2)勤務先名称,所属部課名,(3)通信先(住所,電話,FAX番号,E-mailアドレス)をご記入の上,はがき,FAXまたはE-mailにてお申し込みください.

問合せ・申込み先

  〒755-8611 宇部市常盤台2−16−1/山口大学工学部 機械工学科/南 和幸/TEL:0836-85-9161 FAX:0836-85-9101/E-mail:minamik@yamaguchi-u.ac.jp