講習会のご案内


第86回講習会
環境共生型地域づくりと新エネルギー利用


【共催 NEDO関西支部】
【協賛 日本風力エネルギー協会関西支部,鳥取大学地域共同研究センター,新エネルギー研究会,(財)新エネルギー財団】
【後援 土木学会中国支部,鳥取県,(財)鳥取県産業振興機構,(財)とっとりコンベンションビューロー】



開催日時

 2002年10月11日(金) 11.00〜18.20

会 場

 鳥取大学地域共同研究センター研修室
 【鳥取市湖山町南4-101/電話(0857)31-4055】

趣 旨

 環境の21世紀には、持続可能な社会と地域づくりが大きな流れとなって世界中を駆けめぐるでしょう。環境との共生を図るための地域のエネルギーは風力や太陽などの自然エネルギーに頼る割合が増えてきます。中国・四国や近畿でも風力発電の建設が増えてきました。新エネルギーのなかでも環境に優しい風力発電が地方自治体における21世紀の環境共生型町づくりに最適だからです。本講習会では、従来の火力発電と競争できるまでに成長してきた風力発電を地域づくりに役立てるには、市民参加の方法は、などについて説明します。

題目・内容・講師

(1) 11:15〜11.30/風力発電導入促進への提言 /林  農(鳥取大学工学部)

 2010年までに全国に300万kWの風力発電を建てるのが我が国の目標です。無駄の少ない大型風車を増やしていくには設備利用率を高める努力が必要です。オフショア風力発電も必要です。
  

(2) 11:30〜12:30/基調講演「環境共生型地域づくり」/北川泰三((財)日本地域開発センター主任研究員)

 環境問題が大きくクローズアップされる中、サステイナブルな町づくりは世界の大きな流れとなっています。環境との共生を図りつつ町づくりを進めている世界の都市の事例を紹介するとともに、これからの環境に配慮した町づくりの方向について述べることといたします。

(3) 13:25〜14:05/PFIで公共事業は立ち直れるか −PFIにおけるVFM検証を中心として−/ 光多長温(鳥取大学教育地域科学部)

 わが国の公共事業の非効率性が議論されています。このための一方策として、PFI(Private Finance Initiative)方式が導入され、実施に移されています。PFIによりわが国の公共事業は立ち直れるのか。

(4) 14:05〜14.45/新エネルギーによる地域づくりと環境教育/若 良二(鳥取大学教育地域科学部)

 風力エネルギーなど、地域固有の自然エネルギーを積極的に活用することは、地域住民の環境意識の高揚及び郷土に誇りを持つ子供の育成など、地域づくりの観点からも重要である。ここでは、地域づくりと環境教育の関わりなどについて考える。
   

(5) 14:45〜15:25/NEDO新エネルギーの導入支援事業/塚本秀和(NEDO関西支部)

 NEDOでは風力発電、太陽光発電、太陽熱利用などの導入を促進するために補助金を出し融資する支援事業を行っています。この支援制度の具体的内容と活用方法について説明します。
   

(6) 15:35〜16.15/洋上風力発電の技術マニュアル−基礎工法−/濱野政光((財)日本海洋開発技術研究センター)

 安定で良好な風力の得られる港湾・沿岸域は、風力発電に適したエリアで、世界有数の海岸線を有する日本において有力な新エネルギー源として期待されています。そこで、洋上風力発電システムを導入する場合に課題となる、風車基礎に関する共同研究成果を報告します。

(7) 16:15〜16:55/異業種交流によるアート風車の開発 /増田頼保(協同組合プロード)

 「見て楽しい夢のある風車を作りたい」子供たちに自然エネルギーの啓発をしたいとの願いから、景観や環境に適合するモニュメント型風力発電装置を開発しました。芸術と実用のハイブリッド型風車です。

(8) 17:10〜17:50/市民参加の風力発電への取組み/西 道弘(九州工業大学)、江口 英範 (ソフィアエンジニアリング)

 風力発電の導入をいかに円滑に進めるかの一つの事例として北九州地区での市民参加型風力発電所設置のあらたな取り組みについて、また九州地区のグリーン電力基金助成実績等について話題提供します。

(9) 17:50〜18:30/ウインドタウン鳥取の夢をめざして/藤田充(NPO賀露おやじの会)

 鳥取砂丘は日本海の強い風により創られた自然景観です。ここに大小様々な風車が回る世界に誇れる景観を造ろうとする試みです。

定 員

 50名,申込み順に受付け,定員になり次第締め切ります.

聴講料

 会員ならびに協賛団体会員5,000円,会員外6,000円,学生 2,000円.いずれも教材1冊分の代金を含みます.

教 材

 教材のみご希望の方は1冊につき会員1 000円,会員外2 000円を添えてお申し込み下さい.講習会終了後発送いたします.

申込方法

 はがき,FAXまたはE-mailで,「第86回講習会申込み」と題記し、(1)氏名,会員資格,(2)勤務先名称,所属部課名,(3)通信先(住所,電話,FAX番号,E-mailアドレス),(4)送金内訳と振込日(または振込予定日)をご記入の上,お申し込み下さい.
 送金は,銀行振込(広島銀行西条南支店普通預金No.2429670)または郵便振替(01370-6-5207)をご利用下さい(口座名:(社)日本機械学会中国四国支部).
 なお,送金には,上記内容を記入した用紙を添えて現金書留をご利用いただいても結構です.

申込締切

 2002年10月3日(木)

申込先

 日本機械学会中国四国支部
 (〒739-8527 東広島市鏡山1丁目4番1号/広島大学工学部第一類内/電話&FAX (0824)24-7533/E-mail:jsme@mec.hiroshima-u.ac.jp)

ご注意

 聴講決定後は聴講取り消しのお申し出がありましても,聴講料は返金いたしません.

もとへ戻る