第3回夏の学校:〜制御系設計の基礎から応用まで〜

開催日 2005年8月21日(日)

会 場
 朱鷺メッセ(新潟市万代島6-1,http://www.niigata-bandaijima.com/)  中会議室301B

開催趣旨
近年は自動車やロボット,情報機器,工作機械,建設機械,建築・土木構造物など,さまざまな分野で制御技術が利用されています. そこではダイナミクスを理解した上で,制御理論をいかに有効に活用するかが設計上の重要なポイントとなります.今回の夏の学校では,機械シ ステムの制御を積極的に研究している講師を招いて,制御系設計に必要な基礎からダイナミクスを考慮したさまざまな制御理論の活用方法までを 事例を通して紹介いただきます.これから制御を勉強しようと考えている学生さんには,有益な動機付けを与えることができ,あるいはまた,あ る問題に直面して制御系設計を迫られている研究者の方々には大きなヒントが得られる有意義な講習会です.皆様のご参加をお待ちしています. 

題目・内容・講師

8月21日(日) 午前9時20分〜午後4時40分

9:20〜10:50/現代制御・ポストモダン制御の基礎と適用事例
                         講師:渡辺 亨(日本大学)
本セミナーで紹介される現代制御・ポストモダン制御の基礎となる内容について解説し,それら制御が必要とされるケースを具体的な事例にからめて紹介することで,以降の講演の理解を促す.

11:00〜12:30/マルチレート制御によるモーションコントロール
                         講師:平田光男(宇都宮大学)
本講義では,シングルレート・マルチレートサンプル値制御理論の基礎を説明したあと,ハードディスクドライブへの適用例を紹介する.また,最近発売されたMATLABのSampled-Data Control Toolboxによるマルチレート制御系設計についても概説する.

13:30〜15:00/スライディングモード制御と自動車の電子制御化
                         講師:横山 誠(新潟大学)
非線形制御理論の一つであるスライディングモード制御に関して,非線形制御の基礎知識を前提とせず,導入からABSなど自動車の制御システムへの応用までを平易に解説する.

15:10〜16:40/ゲインスケジュールド制御と適用事例
                         講師:西村秀和(千葉大学)
機械システムの線形パラメータ変動系表現の方法と,そのゲインスケジュールド制御について,飽和制御やセミアクティブ制御への適用事例を通してできるだけ具体的に説明する.

定 員 50名

聴講料(3,000円相当の教材代金を含む)
D&D・MOVIC参加者:学生員・准員(後期博士課程在学者):5,000円,
       一般学生:6,000円,
       会員(共催,協賛団体会員を含む):10,000円,会員外:12,000円
夏の学校のみ:学生員・准員:7,000円,一般学生:8,000円,会員:12,000円,
       会員外:14,000円

申込方法
申込者1名につき、「D&D2005夏の学校参加申込み」と題記し、(1)氏名、(2)会員資格および会員番号(会員外で学生の場合は学校名と学年)、(3)連絡先(含む電話番号、FAX番号、E-mailアドレス)をご記入の上、7月22日(金)までに下記宛E-mailまたはFAXにてお申し込みください。定員に成り次第締め切らせていただきます。聴講料は夏の学校当日,会場受付にて申し受けます.

申込先・問合せ先
〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33 千葉大学 工学部 電子機械工学科 西村 秀和
/電話(043)290-3194/FAX(043)290-3196/E-mail: nism@faculty.chiba-u.jp
(担当職員 小阪雅裕)