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部門長挨拶

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第100期部門長 井上剛志(名古屋大学)

「部門長就任に際して」

 2022年度(第100期)の機械力学・ 計測制御部門長を仰せつかりました井上です.副部門長の山崎徹先生(神奈川大学),部門幹事の星野洋平先生(北見工業大学),部門運営委員の皆様,そして本部門担当の日本機械学会上野晃太氏のご協力をいただきながら,今期の部門運営を行って参ります.どうぞよろしくお願いいたします.本部門は昨年度35周年を迎えました.機械工学における「四力学」の一つ「機械力学」(機械のダイナミクス)と,ダイナミクスと関連の深い「計測と制御」の分野を主たる活動基盤とし,学術的な基礎研究から実践的な応用研究,他部門との連携による新領域まで幅広く活動がなされている部門です.本部門の第3位までの部門登録者数は4953名(2022年3月末)で,これは流体工学部門に次ぐ2番目に大きい規模です.過去2年間は新型コロナウイルス感染症の影響により部門講演会「Dynamics and Design Conference」(略称 D&D)を始めとする本部門の講演会・講習会・研究会活動は大きな影響を受けましたが,オンラインを中心としたものに切り替えて継続され,昨年度も発表件数は特別講演3件を含む283件,参加者数は498名と精力的に行われてきました.そして,これらの経験や工夫を活かし,いよいよ今年度はポストコロナに向けてD&D2022が3年ぶりに対面を主とするハイブリッド方式で秋田県立大学本荘キャンパスにて実施される方向で計画が進められています.ひさしぶりに皆様とお会いできることを大変楽しみにしています.

 本部門は研究成果の発信の面でも日本機械学会論文集において高い貢献を維持しています.D&D特集号は毎年継続的に組まれており,この特集号も含めて本部門に関連するカテゴリーに掲載された論文数は日本機械学会論文集に掲載された論文総数の30%を保ち続け,この分野の学術的成果・知見を高いレベルで発信し続けています.また学会英文誌Mechanical Engineering JournalのDynamics & Control, Robotics & Mechatronics カテゴリーに掲載された論文数も徐々にですが増加傾向です.このように諸先輩方が大変な努力で創設され,35年にわたって時代に合わせ時代に先駆けて創意工夫によって維持・発展されてきた本部門を,今年度もしっかりと皆様とともに盛り上げて行きたいと思います.

 一方で,近年日本機械学会全体で課題とされている「若手会員の減少」や「企業からの参加者の割合の低下」は本部門においても重要な検討課題であります.昨年度の富岡部門長は,部門の活性化のために「部門の強みを認識し,課題を共有して集中して取り組む」ことを就任の挨拶で述べられ,運営委員会では1年を通して活発な議論がなされました.そして,まずはその布石として運営委員会において企業会員の学会への期待やニーズの調査,大学会員のシーズ調査などが実施され,運営委員会で共有されました.また,「多くの方々の様々な形での学会・部門活動への目に見えにくい貢献を部門として適切に評価する」ために部門貢献表彰制度の拡充が検討され実施されました.そして,論文集編集活動による貢献,研究会・委員会活動による貢献,その他の活動による部門への貢献にも幅広く目を向けた評価がなされました.以上の活動は今年度も継続して実施していきます.

 今年度も部門の活性化をメインの取り組み課題として挙げています.本部門には部門所属の25の研究会があり,幅広い学術範囲をカバーして活動しています.しかし,もしかすると本部門に25もの研究会があることを始めて知る方もいるかも知れません.そこで今年度は,とくに運営委員会と本部門所属の全研究会のつながりを強化し,研究会の活動を通した部門の活性化に取り組みます.現時点では具体的に,

・研究会の主査・幹事同士の交流強化(たとえば,定期的なオンライン会合,D&D会場における公式・非公式の対面会合,オンラインツールを用いた恒常的交流など)

・各研究会に所属の(大学)会員のシーズ調査の実施,その取りまとめと情報発信

・全研究会の活動内容と今年度活動予定を見える化,研究会参加へのハードルを下げる

などを考えています.この件では早速,山崎副部門長を中心に全25研究会の主査・幹事とのオンライン交流会の企画がなされ,6月の第2回運営委員会前に実施しました(運営委員会後にも実施予定).そして,上記の今年度の部門としての取り組み方針を説明して賛同を得ると同時に各研究会活動のここ数年の活動状況を共有し,部門活性化のためのアイデアを交換しました.そして,この雰囲気は6月の第2回運営委員会でも共有されました.

 本部門HPをご覧になる皆様でまだ本部門の研究会活動を経験したことがない方は,本部門のどこかの研究会に皆様の関連,関心のある活動があると思いますので,ぜひこの機会に研究会に興味を持って頂きたいと思います.そして,研究会活動を通して学会員であるメリットを少しでも新たに感じていただければ大変嬉しく思います.また,本部門に対するご要望やアイデアもぜひお出しいただければ幸いです.

 今年一年間,本部門登録の皆様に部門の魅力を少しでも感じていただけるように部門運営を行いたいと思っております.ぜひ,本部門の運営へのご協力をお願い申し上げます.



 

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