1. 第27 回 設計工学・システム部門講演会 開催迫る!
第95期部門長実行委員長 古賀 毅(山口大学)
このたび,日本機械学会 第27 回設計工学・システム部門講
演会を,山口県で開催する運びとなりました.山口県下の様々な候補地のなかで,今回は最大の人口を擁する下関市,海峡メッセ
下関を選定いたしました.風光明媚な観光地も多く,古来より本州と九州の接点として発達してきた歴史ある土地柄であり,訪れ
ていただける価値があるのではないかと考えています.
近年,特に発展してきた3次元CAD・解析技術といった設計を支援する技術に加え,超スマート社会(Society5.0)の提起に
見られるように,設計の対象?体も広範囲かつ複雑なものになり,ますますシステムや設計を論じる本部門の重要性は高まってき
ていると考えられます.ドイツのIndustry4.0 や米国のサイバーフィジカルシステム,中国製造2025 等に代表されるように,IoT
や人工知能技術を組み合わせて,製造業だけでなく社会システムも含めて大きな変革を行っていこうという世界的潮流の中で,日
本においても設計やものづくり,サービスやシステムを論じ,貢献をしていくことが必要であると認識できます.
そのような中で本部門では,2016 年度に「デジタルエンジニアリング技術」「魅力価値設計技術」「システムズエンジニアリン
グ技術」に分けてロードマップを策定し,2030 年までを視野に入れた技術課題の整理と共有を図ってきました.本講演会では,
大学や研究機関,企業やユーザなどの色々な立場で,これら技術課題に関する幅広く深い議論や情報交換が行われることを期待
しています.
研究発表のセッションでは,新規提案OS を含め16 件のオーガナイズドセッションを企画していただきました.D&S コンテ
ストでは,多くの方々に設計に関する発表をしていただき,アイデア共有の場にしたいと考えています.見学ツアーでは,下関周
辺の観光地に関する内容を企画したいと考えています.
ぜひ多数の皆様にご参加いただきますよう,よろしくお願い申
し上げます.