発行:2018/5/28

このページでは,設計工学・システム部門 Newsletter No.48の内容をお届けします (2018年5月発行) .

ページ製作・編集 D&S広報委員会

1. 第96期部門長就任のご挨拶
  • 第96期部門長 伊藤 照明(徳島大学)

  • 2018年度、第96期部門長の大役を務めさせていただくことになりました。山崎美稀副部門長、井上全人幹事をはじめ、運営委員会委員、アドバイザリーボード、部門を支えて頂いている皆様、事務局員の皆様とともに、部門ならびに学会のさらなる発展に向けて尽力して参りますので、何卒よろしくお願いいたします。
    本部門が対象とする分野及び領域は、設計理論・設計方法論・設計学、設計知識、製品開発・情報管理、設計組織、システム工学、ライフサイクルエンジニアリング、デジタルエンジニアリング、ヒューマンインタフェース、感性工学、人工物工学の展開、新しい人工物など、極めて広範囲にわたっております。こうした広範囲な部門活動は、本部門に設置された各委員会・研究会とそれを構成する各委員や構成員の皆様の活発な取り組みによって自律的に進められていることはご存知の通りです。そうした部門活動において、総務委員会と拡大運営委員会の重要な役割が何かと言えば、こうした活動の環境を整え、更なる活性化を目指して進めることができるような舵取りです。より多くの会員にご参加いただき、会員相互の交流を通じた活動によって、さらなる部門活性化につながるような舵取りとなるように尽力して参ります。
    まず、年次大会と部門講演会は毎年多くの方の参加によって行われる会員相互の交流の機会です。今年度の年次大会は9月に関西大学で、また部門講演会は11月に沖縄県読谷村で開催されます。また、日中韓の学術交流を中心とした国際会議ACDDE2018(11月に沖縄・読谷村で開催)、そして日馬の学術交流を中心としたiDECON2018(9月にボルネオ島クチンで開催)も部門の国際交流活動の活性化を図る活動として定着してまいりました。さらに、産学からの多くの参加者を集め、最新の技術動向を反映した実用例を通した理解と普及に寄与する講習会も今年度は6件が予定されています。多くの会員の皆様にとって活発な交流活動となるような盛りだくさんの企画となっておりますので、学術交流の場を広げる機会として、できるだけ多くの会員の参加をお願いします。
    論文誌としては、日本機械学会論文集・Mechanical Engineering Journal, Mechanical Engineering Reviews, Mechanical Engineering Lettersの新学術4誌と、本部門を含めた5部門合同で発行する英文ジャーナル誌JAMDSM(Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing)を発行しています。特集号の企画などもありますので、積極的な投稿をお願いいたします。
    こうした従来からの活動に加えて、今年度はさらに新たな活動のきっかけを作りたいと考えております。昨年はJSME IoT フォーラムin とくしまを8月に開催し、参加の皆様から高い評価を得ることができました。今年度もこの流れを引き継ぎ、新たな展開に取り組みたいと思います。また、私自身の大学での活動を振り返ると、昨年度はブラジルとの大学間学術交流協定の締結や、IoTに関連した日独連携関連活動に明け暮れた年となりました。こうした経験を踏まえて、部門の活動をさらに活性化するための新たな国際交流の場を作りたいと考えております。また、本部門が対象とする広範囲な分野・領域をさらに充実させるために、感性や感動といった新しい価値を飛躍的に向上させるDelight設計など、今後の設計工学・システム技術の進展への貢献はもちろん、これまでの部門活動の活性化の波に乗って、強力に部門活動を推進していきたいと考えております。
    前部門長の大久保先生の後を引き継ぎ、本部門がさらに魅力ある交流の場となるように尽力して参りますので、部門活動への皆様の積極的なご支援・ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。
2. 設計工学・システム部門講演会D&S2018開催案内
    日本機械学会 設計工学・システム部門は、第28回設計工学・システム部門講演会を、次の日程・場所で開催いたします。
  • 第28回設計工学・システム部門講演会D&S2018
  • 日程:2018年11月4日(日)〜6日(火)
    場所:読谷村文化センター (沖縄県読谷村)
    講演発表申込 締切:6月4日 (月)
    講演原稿提出 締切:8月24日 (金)
    D&S2018では、設計やシステムに関わるさまざまな研究についての講演発表をオーガナイズドセッションおよび一般セッションにて広く募集いたします。多くの皆様にご参加いただき、最新の研究成果の発表とそれに基づく活発な討論をして下さいますよう、お待ち申し上げます。
3. 関連する国際学会・シンポジウム 開催案内