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技術倫理委員会

2005-08-26 定例委員会

○開催場所: 日本機械学会 会議室
○開催時間: 15:00 – 17:00
○参加人数: 委員長以下9名
○議  事:
1.WEBによる情報発信の充実
本頁が面白くないという意見に応えるために、トピカルな話題に対する各委員の主張等を掲載する件について議論した。「個人の意見」か「学会の統一見解」かを区別しつつ、この頁上で、委員が交替で意見発信する方向で検討することにした。
2.技術倫理会規定・倫理綱領の見直し
「技術倫理」という言葉の解釈も会員によって異なる。新委員の意見も参考に、言葉の意味の確認や現実に沿っているのかとかの議論が必要。また全会員が当学会の技術倫理規定を了解しているかの確認も必要。とりあえず次回の委員会で、倫理規定の読み合わせをして規定等の改定作業に着手する。
3.CPDと技術倫理教育
機械分野は広い業種に及ぶので、CSRに対する特定の対応は難しい。一方この分野で先行している土木学会の制度には学ぶべき点も多い。またJABEEの成果もあり、新卒者は基本的素養を持つようになった。当委員会で技術倫理教育の実施企画案を作り、工学教育センターに実施を依頼することにした。
4.CSRと安全
機械技術者はものづくりに携わることが多く、技術倫理の啓蒙学習は極めて重要。種々の企業不祥事の事例では、経済原則的にも「技術倫理」を守ったほうが得という結論になる。高い倫理観を持った技術者であるためにも。機械学会は、機械技術者の社会での活躍をもっとバックアップすべきであろう。
5.倫理規定に関する質問
会員から、倫理規定に関して「『雇用者、あるいは依頼者』には、その企業における『上司』が含まれるか。それとも『雇用者』とはあくまでその企業のトップのみに限定されるか。」との質問あり。「誰が雇用者かは具体的な事例に基づいて判断されるものと考えられる」と回答することにした。以上

定例委員会 2005/08/26