講習会「カーボンニュートラル実現に向けた最新技術 - CO2排出ゼロの燃焼技術 -」
主催:日本機械学会 環境工学部門(https://www.jsme.or.jp/env/)
開催日時:2025年12月8日(月)13:20~16:25
開催方式:オンライン開催(Zoom)
※前日までにミーティングURL、電子ファイルをご連絡します。
※必ず前日までに通信環境や必要機材の準備・確認をした上でご参加ください。
趣旨:
人類が消費するエネルギーの約80%は依然として燃焼により生産されています。また、CO₂排出はエネルギー分野にとどまらず、多様な産業プロセスに広く関わっています。これらの事実は、カーボンニュートラルの実現には単に電力の再生可能エネルギー化だけでは不十分であり、より多角的な取り組みが不可欠であることを示しています。
その中でも、CO₂を燃料へと転換を含め、燃料製造から燃焼までの一連のプロセスにおいて実質的に排出量をゼロとする技術は、極めて有力な解決策の一つです。この分野では基礎原理の探究から実用化を見据えた研究まで、幅広い取り組みが世界的に進められています。今回の講習会では、こうした最前線の研究動向を俯瞰するとともに、第一線で活躍する研究者による講演を通じて、今後の技術展望と課題を共有する場を提供いたします。
題目・内容・講師:
13:20~13:25/趣旨説明
13:25~14:10
(1)アンモニアを利用する燃焼排ガスCO2の燃料化とカーボンリサイクル
ブルー/グリーンアンモニアを用いて燃焼排ガス中CO2を炭酸水素アンモニウムに変換する技術開発状況を紹介します。また、炭酸水素アンモニウムそのものを燃料として利用するリサイクル、炭酸水素アンモニウムをCOやメタンに転換して利用するリサイクルについて提案します。
神原 信志 (岐阜大学 教授)
14:10~14:55
(2)固体酸化物燃料電池へのバイオマスガス化ガス導入に伴う燃料極の劣化挙動
小規模地域分散型バイオマスガス化発電を拡大しようとするとき、その発電デバイスとして期待されるのが固体酸化物燃料電池(SOFC)である。しかし、バイオマスガス化ガス(可燃ガスには微量のタールやアルカリ成分が気相で含まれており、それらがSOFCアノード極の劣化を引き起こす懸念がある。本研究では、タールのモデル物質としてトルエンを用いたSOFC発電実験の中で、高濃度トルエンを導入すると、アノード極表面に炭素の付着現象が生じたが、適切な酸化剤でガス化させることによって電極の触媒活性は再生することを確認した。また、カリウム化合物の中から、KCl、KOHおよびK2CO3をSOFCアノード極へ塗布して発電実験を行った結果、K2CO3がもっとも激しい電極劣化を引き起こすことを明らかにした。
義家 亮(岐阜大学 教授)
14:55~15:40
(3)アンモニア分解プロセスでのオフガスの燃焼利用~ NH3/H2/N2混合燃料の燃焼特性 ~
船舶輸送されたアンモニアは2NH3 → 3H2+N2のように分解される。本講では、分解途中におけるオフガス(NH3/H2/N2)の燃焼利用を提案する。X NH3/X H2 = 1.0~1.63(X:体積分率)において完全燃焼は達成でき、かつ NOxの低減も可能である。オフガスの燃焼機構やNOx生成機構についても解説する。
奥村 幸彦 (香川大学 教授)
15:40~16:25
(4)2025年大阪・関西万博におけるメタネーション実証について
大阪・関西万博では、会場内で発生する生ごみを発酵してできるCO2や、会場内で回収予定のCO2と、会場内で製造するグリーン水素をメタネーションにより合成し、e-メタンを作る実証を行いました。本講義では実証したバイオメタネーション及びサバティエメタネーションの詳細や実証試験内容に関して解説を行います。
伊藤 大樹 (大阪ガス(株) ガス製造・発電・エンジニアリング事業部)
定員:100名、申込先着順で定員になり次第締切ります。
教材:教材のみの頒布はいたしません。各講師の発表資料を配布します。
聴講料:正員15,000円、会員外25,000円、学生員5,000円、一般学生10,000円 (いずれも税込)
参加申込:
Payventシステムにて受付いたします。
https://app.payvent.net/embedded_forms/show/68e73b28b7a78726933a0ccb
申込期限 2025年12月1日(月)
【注意事項】
・請求書の発行は対応できかねます.
・お支払いにはクレジットカード(Apple pay、Google pay含む)・銀行振込のいずれかがお使いいただけます.
・銀行振込でのお支払期限は原則としてお申し込みから3日以内ですが,遅れる場合も上記申込期限までにお振込みください. 申込期限までにお振込みがない場合,こちらでキャンセル処理いたします.
・申込後のキャンセル,返金はできません.スケジュールをよく確認の上,参加申し込み頂きますよう,ご協力お願い申し上げます.
・銀行振込の際の振込手数料は各自でご負担いただきます.予めご了承ください.また振込先の口座は申込ごとに異なるため,他の申込とまとめてのお支払いは出来かねます.
【領収書について】領収書のお宛名には参加者の氏名が自動で記載されます.ご所属先を宛名に追加する場合は申込フォームの”領収書のお宛名”欄に記載をお願い致します.(こちらに氏名を入力しますと,宛名に氏名が重複しますのでご注意ください.領収書はPayventからのお支払い完了メールに記載されているURLよりダウンロードいただけます.
・学生員から正員資格へ移行された方は,卒業後3年間,本会講習会へは学生員価格で参加可能です.申込先フォームの会員資格は「正員(学生員から正員への継続特典対象者)」を選択し,通信欄に卒業年と卒業された学校名をご入力ください.
・特別員の資格(正員扱い)で行事に参加される場合,聴講料は正員の価格となります.申込先フォームの会員資格は「特別員 行事参加料割引コード利用」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」(xxxxxxx-xxxx)をご記入下さい.
・「特別員行事参加無料券」を利用される場合,聴講料は無料となります.予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上,「特別員 行事参加無料券利用」を選択のうえお申込みください.「行事参加無料券(原本)」を以下問い合わせ先担当職員宛にご郵送ください.
・本ページからのお申し込みについては,集会事業申込規約にご同意いただいたものとみなします.