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部門長挨拶

 「日本人は水と安全はタダだと思っている」、この言葉 を耳にされたり、目にされた方は多いと思います。「安 全」に関わったことのある方であれば使用されている方 も多いかと思います。この言葉は「日本人とユダヤ人」 の中でユダヤ人の言葉として紹介されています。出版が 今から50 年以上前であること、ユダヤ人言葉としての 言葉であることから、ここで言う「安全」は機械安全や 労働安全という意味合いではないのは明らかですが、誠 に言いえて妙な言葉であり、私自身も無意識の内に発し ている言葉でもあります。しかしながら、50 年以上も前 の出版物の言葉が今も使用されているということは、未 だにこのように「タダ」思われている人が多いというこ とではないでしょうか?
 2011 年の福島第一原子力発電所の事故以来、「リスク」 という言葉も市民権を得たように思われます。また、「安 全」と「リスク」を対にして語られることも増えてきま した。徐々にではあるが、前述の言葉が過去の遺物にな り、セミナー等で以前は「安全はタダである」と思われ ていた時代があったと語られる日が近づきつつあるので はないかと期待していますが、大きな事故が起こった際 にだけ安全が大きく取りあられようではまだまだ一過性 の言葉としてしか認識されていないように思われます。 「安全がタダ」であった日々が過去になるためには安全 やリスクに対する正しい理解、安全な機械、製品を世の 中に送り出すために何が行われているのか、何をしなけ ればならないのかを知る必要があります。なぜなら、私 自身、現職場に入社するまでは「安全はタダ」と思って いた日本人の一人だったからです。学生時代や前職ば時 代、世の中に出ている機械、製品は「安全」と信じ使用 していた時代がありました。現職に就いて、安全に関す る国際的な考え方を知ることになりました。すなわち、 正しい情報・知識に接することで考え方は変えることが できると思います。また、継続的に安全について、議論・ 研究することで、一過性のものから脱却すなわち、安全 を文化として定着させることができると思います。
 産業・化学機械と安全部門は、安全に関する工学的、 学術的な取り組みを進め、社会に安全に関する情報を発 信する部門です。日本機械学会の全部門で考えなければ ならない、共通分野であると認識しています。安全・安 心な社会を実現し、安全を文化として定着させるための 当部門の責任は大きいと考えています。
 当部門では講習会、市民フォーラム、トワイライトセ ミナー、学生アカデミー、年次大会や部門講演会を通じ て、安全に関する情報、最新技術を発信してきました。 これからも、安全原則、時代に則した安全、リスクの考 え方を発信し、安全・安心社会実現のための安全文化の 推進に貢献できればと考えています。
 安全は工学的・学術的な取り組みが必要であると同時 に、消費者、市民が直面する問題でもあります。我々と 一緒に安全について考え、議論する仲間を求めています。 是非、当部門に会員登録して仲間入りをしていただきた く思います。



2017 年度(第95 期)
産業・化学機械と安全部門長
テュフラインランド
ジャパン株式会社
杉田 吉広


バナー広告のご案内
当部門では、この度、ホームページにおけるバナー広告を募集する事と致しました。
本バナー広告概略, お申込み方法, 料金等、お問い合わせは, 下記事務局担当者宛までお願い致します。
一般社団法人 日本機械学会 産業・化学機械と安全 部門 担当 櫻井 恭子
電話:03-5360-3505 E-mail:sakurai**jsme.or.jp
  **を@に変換してメールして下さい。