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2017年度部門表彰者の声:ベストプレゼンテーション表彰

東北大学
橋本 博和

 この度は、日本機械学会2017年次大会において発表した「嚥下計測用センサシステムに関する研究」に対して情報・知能・精密機器部門 ベストプレゼンテーション賞を頂き,大変光栄に思っております.今回の研究発表に対して評価していただけたのは,的確なご指導頂きました東北大学 田中真美教授,奥山武志准教授,日ごろより支援を頂きました研究室諸氏のおかげであると思っております.この場を借りて心より御礼申し上げます.

  受賞しました研究は,圧電フィルムセンサを用いて喉頭部の振動を計測するシステムを開発するとともに,嚥下時のセンサ出力を解析し,嚥下を検出する手法を提案しています.近年,嚥下能力の低下が原因である誤嚥性肺炎が高齢者で多く確認されているが,胃ろうや点滴では食事機能や精神面での衰えが懸念され,誤嚥の危険性を抑止しながら食事を行わせるために嚥下計測が重要となっています.将来的に,高齢者のQOL向上に本研究が貢献できればと考えています.

 2018年現在,社会人として日々様々な事に直面しておりますが,この度の受賞を励みに今後の業務に取り組む所存です.最後になりますが,日本機械学会情報・知能・精密機器部門の益々のご発展を祈念し,御礼の挨拶とさせていただきます.

Last Modified at 2018/7/12