Home > ニュースレター バックナンバー > IIP部門の「中の人」

IIP部門の「中の人」

氏名:小林 祐子
IIP部門での役割:学術委員会 委員長 (2021年度)
所属: (株)東芝 研究開発センター シニアエキスパート

「柔らかいもの」

東芝グループが保有する紙類を媒体とする製品、銀行券端末機器・MFP(複写機)・郵便区分機・駅務機器・POSレジなどにおける、紙やお札などの「柔軟媒体」の研究に入社以来関わってきました。 

本格的に日本機械学会と関わりを持つようになったのは約20年前、柔軟媒体の研究の一環で2002年度のIIP部門賞・優秀講演論文賞をいただいてからでしょうか。受賞すると学会の仕事が増える、とまことしやかに言われていますが、ご多分に漏れず、それからは多くの委員を引き受けることに・・・

2004年12月からLAJのメンバーとして活動(2010年度LAJ委員長)、理系女子を増やすために女子中高生に出前授業や見学会などを行いました。(縁のなかった女子校を見学する機会ができて共学との違いに新鮮な驚きを感じたものです。わ〜、女子校って掃除の時に白いエプロンするんだ〜。)

本格的にIIP部門と関わりを持つようになったのは、柔軟媒体関連の学会活動です。精密工学会でわが社の先輩が主導して立ち上げた「柔軟媒体搬送技術と学理に関する研究専門委員会(1998年6月~2009年1月)」に参画、日本機械学会IIP部門下の分科会「柔軟媒体ハンドリング技術及び応用プロセスに関する調査研究分科会(2010年1月~2019年1月)」へと継承されて以来はずっと主要幹事のひとりとして活動してきました。(現在は「フレキシブル体のハンドリングと高機能化技術」と名称を変え、活動領域を広げて活動しています。)そしてこのIIP部門下での学会活動がきっかけとなり、2013年度からはいよいよ本格的にIIP部門の主査メンバーに加わりました。7年間事業委員会で講習会を企画、2年半ほど出向していたNEDOでロボットやAI関係の仕事に携わった関係で今や定番の実習付きのAI講習会を企画、講師探しから始めました。

趣味はテレビ ーアニメ(攻殻機動隊、フルーツバスケット、バナナフィッシュetc)や海外ドラマ(ダウントンアビー、グッド・ファイト、アンという名の少女etc)―とバスケ(今はちょっとケガしてリハビリ中・・・)です。最近はまっているのはフジテレビの「突然ですが占ってもいいですか?」です。生年月日や名前、はたまた携帯番号下4桁で占うのですが、何故そんな情報で個人の過去や未来がいろいろわかるのか、占いの原理原則に興味津々です。柔軟媒体、アニメ、占い、と柔らかい物と縁があるようです。

Last Modified at 2021/12/28