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最大ひずみ則 [2022/11/22 16:32] cmd04最大ひずみ則 [2023/02/17 11:35] (現在) – 外部編集 127.0.0.1
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 [[07:1008409|直交異方性材料]]に適用される破壊強度則の一つであり,一方向[[08:1007066|繊維強化複合材料]]においては、以下の式のように繊維方向,繊維直角方向,せん断方向の[[07:1010720|ひずみ]]が材料の[[07:1010196|破断ひずみ]]に達したときに破壊すると判定する. [[07:1008409|直交異方性材料]]に適用される破壊強度則の一つであり,一方向[[08:1007066|繊維強化複合材料]]においては、以下の式のように繊維方向,繊維直角方向,せん断方向の[[07:1010720|ひずみ]]が材料の[[07:1010196|破断ひずみ]]に達したときに破壊すると判定する.
  
-<i>ε</i><sub>L</sub><i>ε</i><sub>f</sub><sup>L</sup> +//ε//<sub>L</sub>//ε//<sub>f</sub><sup>L</sup> 
-<i>ε</i><sub>T</sub><i>ε</i><sub>f</sub><sup>T</sup> +//ε//<sub>T</sub>//ε//<sub>f</sub><sup>T</sup> 
-<i>ε</i><sub>LT</sub><i>ε</i><sub>f</sub><sup>LT</sup>+//ε//<sub>LT</sub>//ε//<sub>f</sub><sup>LT</sup>
  
-ここで上式において,下付き添え字のL, T, Zはそれぞれ繊維方向,繊維直交方向,積層方向を示し,ε<sub>()</sub>は局所座標系のひずみを表す.また<i>ε</i><sub>f</sub><sup>L</sup>は繊維方向破断ひずみ, <i>ε</i><sub>f</sub><sup>T</sup>は繊維直交方向破断ひずみおよび<i>ε</i><sub>f</sub><sup>LT</sup>は繊維方向破断ひずみである.引張破断ひずみと圧縮破断ひずみが異なる場合には,ひずみの正負でそれぞれを入れ替えて判定する.+ここで上式において,下付き添え字のL, T, Zはそれぞれ繊維方向,繊維直交方向,積層方向を示し,ε<sub>()</sub>は局所座標系のひずみを表す.また//ε//<sub>f</sub><sup>L</sup>は繊維方向破断ひずみ, //ε//<sub>f</sub><sup>T</sup>は繊維直交方向破断ひずみおよび//ε//<sub>f</sub><sup>LT</sup>は繊維方向破断ひずみである.引張破断ひずみと圧縮破断ひずみが異なる場合には,ひずみの正負でそれぞれを入れ替えて判定する.
  組み合わせひずみ状態においては予測精度が低下するという欠点があるが,必要な試験データが少ないため低コストであるという利点を有している.三次元への拡張も容易である.なお材料の[[07:1011972|ポアソン比]]が0ではないので,最大応力則と最大ひずみ則は同じではないことに注意されたい.  組み合わせひずみ状態においては予測精度が低下するという欠点があるが,必要な試験データが少ないため低コストであるという利点を有している.三次元への拡張も容易である.なお材料の[[07:1011972|ポアソン比]]が0ではないので,最大応力則と最大ひずみ則は同じではないことに注意されたい.
  
最大ひずみ則.txt · 最終更新: 2023/02/17 11:35 by 127.0.0.1