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液体金属(Liquid metal)

 液体金属(Liquid metal)とは、室温付近で液体状になる金属・合金を指す。水などのように流動性を有し、熱導電率・電気伝導率が高く,酸化しやすく、表面張力が大きい等の特徴がある.
 単元素の金属(純金属)は,水銀(Hg,融点-38.8℃)、ルビジウム (Rb、融点28.5℃)、ガリウム (Ga,融点30℃)、フランシウム (Fr,融点27℃,放射性)の5種類がある.
 液体状の「合金」としては、以下の二つが挙げられる.

アマルガム(amalgam)
:水銀と他の金属との合金の総称。常温で液体になる合金が多い。

ガリンスタン - ガリウム・インジウム・スズからなる常温で液体の合金
:生体適合性が高く,体温計,ウェアラブルデバイス,医療デバイス,放熱グリス等、幅広く利用される.
Niニッケルを混合する程,粘度が増加する性質があるため,応用に適した粘度となるようにNiを混合して使用される場合が多い.

参考:
液体金属(熱工学)

液体金属_liquid_metal.1633059901.txt.gz · 最終更新: 2021/10/01 12:45 by mnm02