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複合則 [2022/11/15 17:28] cmd04複合則 [2022/11/22 16:25] (現在) cmd04
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- 複合則とは,[[08:1011198|複合材料]]における各構成相の材料定数に,それぞれの体積含有率を乗じて,複合材料全体の[[07:1004629|材料定数]]を推定する手法である.+複合則とは,[[08:1011198|複合材料]]における各構成相の材料定数に,それぞれの体積含有率を乗じて,複合材料全体の[[07:1004629|材料定数]]を推定する手法である.
 推定される材料定数の例としては,[[07:1007981|弾性率]],質量密度,[[10:1009689|熱伝導率]],電気伝導率などがあげられる.  推定される材料定数の例としては,[[07:1007981|弾性率]],質量密度,[[10:1009689|熱伝導率]],電気伝導率などがあげられる. 
- いま[[07:1007981|弾性率]]について述べると,Voigt 則の場合,各構成相の[[07:1010720|ひずみ]]が,複合材料全体のひずみに等しく,Reuss 則の場合,各構成相の[[07:1001440|応力]]が複合材料全体の応力に等しいという仮定に基づき計算を行う. +いま[[07:1007981|弾性率]]について述べると,Voigt 則の場合,各構成相の[[07:1010720|ひずみ]]が,複合材料全体のひずみに等しく,Reuss 則の場合,各構成相の[[07:1001440|応力]]が複合材料全体の応力に等しいという仮定に基づき計算を行う. 
- この手法を[[08:1007066|繊維強化複合材料]]に適用した場合,繊維方向の特性の予測精度は概ね良好であるが,繊維直交方向の特性の予測精度は低いことが知られている.またVoigt 則・Reuss 則は,実験結果と比較すると,それぞれの予測値が上下解となることが知られている. +この手法を[[08:1007066|繊維強化複合材料]]に適用した場合,繊維方向の特性の予測精度は概ね良好であるが,繊維直交方向の特性の予測精度は低いことが知られている.またVoigt 則・Reuss 則は,実験結果と比較すると,それぞれの予測値が上下解となることが知られている. 
- これらを修正した一例としては,Halpin-Tsai 則があげられ,パラメータを経験的に設定する必要があるが,実験値と良好な一致を示すことが知られている. +これらを修正した一例としては,Halpin-Tsai 則があげられ,パラメータを経験的に設定する必要があるが,実験値と良好な一致を示すことが知られている. 
複合則.txt · 最終更新: 2022/11/22 16:25 by cmd04