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クローの円筒モデル

Krogh's cylinder model

 毛細血管と生体組織との間の酸素輸送に関して,Krogh(1919年)が提唱したモデル.生体組織は毛細血管を中心とする円筒の集まりと考え,1本の円筒内で酸素は自由拡散によって毛細血管から周囲の組織へ輸送されると仮定している.代謝の項を含む拡散方程式の解を求め,特に円筒の周縁に生ずる最小酸素分圧の位置から低酸素状態などを評価し,生体工学では頻繁に引用されるモデルであるが,最近クローのモデルと異なる酸素濃度分布が観測されるなど,クローのモデルで考慮されていない部分に注目が集まっている.