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内耳

internal ear

 末しょう聴覚系の一番奥に位置し蝸(か)牛のような形をしたらせん形の\(2\frac{3}{4}\)回転している中空の硬い骨でできている.内耳の中はリンパ液で満たされている.内耳の骨の開口部はあぶみ骨でふたをされた前庭窓と第二鼓膜と呼ばれる薄い膜に覆われた蝸牛窓である.内部は蝸牛軸から突出した薄い骨の板と基底膜によって上下に二分されており,上部の管は前庭階といい,下部の管は鼓室階という.その先端は蝸牛孔で上下がつながっている.あぶみ骨の振動が内耳中のリンパ液に伝わり,それが振動の周波数に応じた位置で極値を示す基底膜の振動となり,聴覚における周波数分析を行っている.

03/1009343.txt · 最終更新: 2017/07/19 08:48 by 127.0.0.1