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燃焼室

combustion chamber

 内燃機関において燃焼が行われる空間のことをいい,ピストン・シリンダ・シリンダヘッドによって形成される.一般に内燃機関には高い熱効率や静粛性などが求められるが,燃焼室の形状は圧縮比・アンチノック性・混合の促進・乱れの生成・排ガス成分などに大きく影響し,エンジンの主要性能を支配する重要な要素である.燃焼室はその形状よって多くの種類に分けられ,四サイクルガソリン機関では側弁式で低コストのL形燃焼室,頭上弁式でシンプルな構造のバスタブ形燃焼室ウエッジ形燃焼室,より高効率で一般的な半球形燃焼室,多弁式に適し最も効率がよいペントルーフ形などがある.ディーゼル機関では混合の促進が特に重要であり,その方式によって単室式の直接噴射式,副室式の予燃焼室式・渦流燃焼室式・空気室式に区分される,また,ボイラにおいては燃焼が行われる空間を,ごみ燃焼炉では乾燥,燃焼,後燃焼の工程をたどる空間をいう.「ガソリンエンジン」および「ディーゼルエンジン」も参照.