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厚板圧延設備

plate mill

 スラブから通常4.5mm以上最大300mmにおよぶ板厚の熱間圧延鋼板を製造する設備をいう.板幅は最小約1mから製造可能で,最大では5.3mの製造が可能な超広幅圧延機も出現している.板長さは通常6~20mぐらいで使用されている.製品単重でも50t以上のものが処理できるところもある.圧延機の作業ロール径は1000~1200mm,控えロール径は2000~2400mmあり圧延機として最大のものである.最近ではクロス圧延法や圧延過程と熱処理を同時に行って低温靭性や高強度鋼板を圧延のままで製造する制御圧延法が採用される場合がある.圧延に使用されるモータは最近では8000kW×2台となり,ロール回転数も最大80rpmから120rpmへと高速化されている.厚板圧延設備の構成は,①スラブヤード;搬入されたスラブを圧延ピッチに合せて加熱炉へスラブを払い出してゆく.②圧延ライン;構成設備としては,加熱炉,デスケーリングデバイス,1基または2基の圧延機,バーチカルエッジャ,ホットレベラ,冷却床がある.③シヤーライン;クロプシヤー,サイドシヤー,スリッタ,エンドシヤーの各切断機,および各種識別表示作業,検査作業など.④精整ライン;ガス切断,熱処理,表面手入れ,矯正,超音波探傷,ショット・塗装などから成り立っている.