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圧延機

rolling mill

 材料をロール間に通し,圧縮塑性変形を与えながら各種形状に延伸成形する装置.機械加工に比較し大量生産が可能である.圧延機の構想は1486年にLeonardo da Vinciによりなされ,その実用化もイタリアで進められた.その後イギリスの産業革命,世界大戦を経て現状の隆盛をみるまでの発展がなされた.圧延機の構造は材料を圧延するロール,ロール間の圧延反力を支持するハウジング,ロール間の間げきを設定する圧下機構ならびにロールを駆動するモータ,この動力を伝達する歯車機構とユニバーサルカップリングらにより構成される.圧延機をロール本数の面から分類すると,材料を圧延するために必要な最少限の作業ロールのみを備える二重(二段ともいう)圧延機から,作業ロールをおのおの支持する補強ロールを備えた四重圧延機,一対の中間ロールを備える六重圧延機,さらに多数のロールを備えるゼンジマーミルやプラネタリミルらがある.製造製品別には下記のような代表的な圧延機がある.厚板圧延機:スラブを熱間で可逆圧延することにより,造船・油タンク用の厚板製品を製造.熱間帯板圧延機:粗および仕上タンデム配置の圧延機でスラブより熱間帯板製品を製造.冷間帯板圧延機:可逆あるいはタンデム配置の圧延機により熱間帯板より冷間帯板を製造.線・棒・管および形材圧延機:熱間のビレットあるいはブルーム材より,多数台配置された圧延機群により各種形状の製品を製造.