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アセスメント

assessment

 開発行為が環境にもたらす影響を事前に予測・評価することを環境アセスメントと呼ぶ.環境アセスメントは1969年にアメリカの国家環境政策法によって制度化がなされ,主要な先進国ではアセスメントが法律で義務づけられているが,日本ではまだ法律が制定されていない.しかしながら,1977年に川崎市で初めて条例化され,それ以後東京都,大阪府などで導入されている.ただし,条例は準拠法律がないため,規制ではなく手続きとしての解釈が強いことが問題点として指摘されている.近年注目されているアセスメントとしてライフサイクル・アセスメントがある.これは製品が作り出されてから廃棄されるまでに排出する二酸化炭素,硫黄酸化物,窒素酸化物などの環境負荷やエネルギー消費の総量を評価するものである.すなわち,原料採掘・原料輸送・製造・流通・使用・廃棄またはリサイクルの各プロセスにおける負荷量が積算される.なお,プロセスからの直接的な負荷だけでなく,消費した材料に起因する間接的な負荷量も積算する点に特徴がある.この結果から代替製品や代替プロセスを比較評価し,環境の観点から望ましいものが明確化できる.ライフサイクル・アセスメントについては国際標準化機構が進めている環境管理システムに関する規格の中で,現在評価方法の標準化作業が進められている.