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損傷許容設計

damage tolerant design

 構造物の運用中に負荷されることが想定される静荷重,ランダムな実働荷重,過大荷重あるいは偶発的な荷重による損傷に対して,もただちに構造がその機能を喪失することなく一定期間機能を維持させるようなフェイルセイフ性を備えた設計法である.構造物に適用される非破壊検査法を用いて十分な信頼度で検出される程度の寸法の欠陥の存在を想定し,それらが運用中に進展・拡大していっても不安定な急速破壊を生ずる前に定期検査等により確実に発見され,修理・交換など適切な処置が行われることを前提としている.この設計法を十分有効に機能させるためには,欠陥材の強度評価を正しく行うための破壊力学,信頼性解析,構造材料の疲労き裂進展特性・破壊靭性,非破壊検査技術などの知識が不可欠である.「損傷許容設計」は上記の英語を和訳したものであるが「当初から損傷があってもよい設計法」との誤った印象を避けるため「耐損傷設計」という場合もある.【フェイルセイフ設計