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ディンプル

dimple

材料が大きな塑性変形を受けた場合,介在物や析出物などの第二相粒子を核として微小空洞が発生し,変形が進むに連れて成長,合体して破壊にいたる.破面には成長あるいは合体した微小空洞がくぼみとして残されるが,このくぼみをディンプルという.

板材表面に生じた光学顕微鏡で確認できる程度の小さなくぼみ.生じる原因は冷間圧延中,使用されている潤滑油が充分圧延接触弧に流入し,ロールと板材との間に入り支持し,それによって板材表面がせん断変形に関してフリーになり,表面結晶粒の個別の変形が自由になされ凹凸が生じることによる.全面が凹凸状態とはならないで,おおよそその表面のところどころに散在するので,ディンプルと呼ばれる状態となる.このようなディンプルを別名オイルピートと称する.特に光沢性を必要とする板の場合,生じないようにする必要がある.