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マイクロメカニクス

micromechanics

 日本語では微視力学とも訳されている.一般に,工業用材料の内部には,介在物や多結晶体などの形で不均質な領域が存在し,最近では複合材料のように,人工的に内部に強化材を挿入した材料も使われている.また,固体内には微細な空孔やき裂を含むことも多い.このように不均質を含む材料の力学的挙動を,微視的な立場から,固体力学を用いて解析し,材料の巨視的な変形や強度との関連を考察しようとするのがマイクロメカニクスである.用いられる力学は,弾性力学,塑性力学などの連続体力学である.マイクロメカニクスの出発点として知られているのは,無限弾性体中に埋込まれただ円形介在物の弾性解析において,介在物内でひずみが一定となることを見い出したEshelbyの解析である.その後,Muraらによって,種々の介在物やき裂を含む種々の問題が解析的に導かれ,体系化されて,複合材料の変形や強度の評価にも応用されている.