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鋳型

mold

 液体金属(溶湯)を注湯し鋳物をつくるための型.インゴットをつくるための型も鋳型と呼称されるが,ここでは鋳物用の鋳型について説明する.鋳物砂と呼ばれる砂を造型する砂型造型法と銅合金以下の液相線温度を持つ合金特にアルミニウム合金の量産鋳物に多用される型が金属である金型鋳造法に大別される.砂型造型法は,砂粒を硬化させる粘結剤の種類と造型する方法によって,多くの方法が実用化されてきた.生型法は最も広く使われており,けい砂とベントナイトなどの粘結剤・水などの添加剤を混練し,枠内で砂粒を加圧して造型する.高圧造型法は生型を高圧で精度良く造型でき自動車部品などに多用されている.粘結剤に無機物質(水ガラス,ダイカルシュウムシリケート,セメントなど)・有機物質(フラン樹脂,フェノール樹脂など)を用いて砂粒を硬化させる自硬性鋳型,シェルモールド法,減圧造型法,発泡スチロールを模型とするが液体金属で溶解させる消失模型法,精密鋳造法などがあげられる.

08/1000457.txt · 最終更新: 2017/07/19 08:48 by 127.0.0.1