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常温接合

normal temperature welding

 固相溶接(固相接合)の一種であり,材料を常温付近で接合する方法をいう.一般的には,接合材の接合しようとする面をできるだけ平滑にし,清浄にすることと,それらを重ね合せ,加圧することが必要になる.金属どうしの接合を考える場合,接合面に酸化皮膜や汚れなどがなく,完全に清浄であれば,原子間距離に達すれば,いわゆる,金属結合を生じて,強固に結合するはずである.しかし,現実の金属材料はたとえ,注意深く機械研磨を行っても,表面は必ずミクロな凹凸をもち,酸化皮膜などで覆われている.常温接合では,何らかの方法で酸化皮膜を破り,できるだけ平滑で清浄な面を形成し,それらを密着させることによって接合を行う.平滑な面を作るためには原子レベルの超平滑化加工が理想的である.酸化皮膜を破る方法として,例えば,イオン衝撃が利用されるが,イオン衝撃を受けた直後の清浄面は,活性化された状態にあり,超高真空中で,ほとんど変形を与えること無く,高い接合性が得られるとされている.金属のみならず,セラミックス,金属-セラミックスなどの接合も可能である.