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スラグ

slag

 製鉄や精錬において原料中の不要成分が生石灰などの溶剤と結合して生成する溶融スラグをいう.製鉄においては高炉スラグと転炉スラグが主要な2種である.このうち高炉スラグは発生量の約70%近くを占め,その主成分はケイ酸塩でCa,Alなどをケイ酸塩として含む.また冷却方法により水砕スラグと空冷あるいは徐冷スラグがあり,水砕スラグはセメント,肥料の原料などに,空冷スラグは道路の土木用骨材などに利用される.転炉スラグは遊離のCaOなどにより起こる膨張や粉化などの防止処理を施し,道路用や地盤改良材などの用途に用いられる.

融灰ともいう.溶融し,流動性を持った灰のこと.微粉炭燃焼,噴流床ガス化,MHD発電において,灰融点の低い石炭を用い,炉温を高く,空気比を低くとると,灰が溶けてスラグと呼ばれる状態になる.スラグタップ炉,サイクロン炉ではこの状態を積極的に利用している.