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ひずみ時効

strain aging

 冷間加工を施された金属,合金がその後の時効によって硬化する現象のこと.例えば,工業用純鉄や極軟鋼において,室温でわずかの変形を施したのち室温に長時間放置するか,比較的低温(約150℃以下)で時効させると硬化する.これは冷間加工によって導入された転位が,固溶CやNによって固着されるためである.また,Cの拡散が速い150℃当たりで炭素鋼の引張試験を行うと変形中に運動転位のCによる固着と増殖が繰返し起こり,応力-ひずみ曲線上にセレーションが現れることがある.これは動的ひずみ時効と呼ばれる.