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比速度

specific speed

 二つのランナの形状が幾何学的に相似でかつ流れが相似であれば,その大きさに関係なく,同じ特性を有するとみなされる.この考え方を水力機械の相似則といい,相似性を表す数値の一つが比速度である.水車比速度は,単位有効落差で単位出力を発生させるために必要な1分間当たりの回転速度で表す.他方,ポンプ比速度は,単位全揚程で単位揚水量をくみ上げるに必要な1分間当たりの回転速度で表す.回転速度をn,水車出力をP,有効落差または全揚程H,揚水量Qとすると,水車比速度\({n_{sP}} = n\sqrt P /{H^{5/4}}\),ポンプ比速度\({n_{sQ}} = n\sqrt Q /{H^{3/4}}\)で定義する.国際規格[ISO]ではnsの代りに\(K = 2\pi n\sqrt Q /{\left( {gH} \right)^{3/4}}\)で定義される形式数を採用している.ポンプ分野ではキャビテーションの相似則を表示するものとして,分母に必要有効吸込ヘッドNPSHRを用いた\({\rm{S}}n\sqrt Q /{\left( {{\rm{NPS}}{{\rm{H}}_{\rm{R}}}} \right)^{3/4}}\)で定義する吸込比速度が利用されている.