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ラップ

lap

滑り弁などのランド部(弁作用を営む滑り面)とポート部との間の重なりの状態,またはその量.重合ともいう.バルブが中立点から少し変位して初めてポートが開き,流体が流れるような重なりの状態をオーバラップ,バルブが中立点にあるときすでにポートが開いており,流体が流れるような重なりの状態をアンダラップという.さらに,バルブが中立点にあるときポートは閉じており,バルブが少しでも変位するとポートが開き,流体が流れるような重なりの状態をゼロラップという.

ラッピングで使用する工具.工作物の形状に対応する凹面,平面,凸面を有し,鋳鉄など硬質材料が使用される場合が多い.特に鋳鉄は,比較的安価であり,摩耗変形が小さく,フェライト,セメンタイト,黒鉛が微細に混在した金属組織を持つのでそれらによって形成された凹凸に砥粒が保持されて研磨が有利に進むといわれる.また,焼入れした硬い工具鋼をラップにすると砥粒が転がりやすいともいわれ,工作物が金属イオンによって汚染することを嫌い,ガラス,セラミックスなどを用いる場合もある.