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急速凝固

rapid solidification

 液相から固相への急速な変化をさすが,通常は104~1012K/sの高速の冷却によって行われる材料製造の分野において主として用いられる.このような急速凝固では,原子配列に規則性のない非晶質相,固溶限界を超えた過飽和固溶体,より均一にして微細な組成や組織を持つなど,物性的に優れた材料が製造される.冷却法は,凝固層を介した通常の壁面熱伝導では限界があるため,回転ロール法,溶液紡糸法,ガスアトマイズ法,遠心力法,溶湯抽出法,蒸気爆発法などにより過冷却状態を発現し,そのままガラス状態に持込んだり,あるいは潜熱をその場で受入れる方法が用いられている.