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すす

soot

 燃焼初期に起こる燃料の熱分解過程で酸素が不足すると,低級炭化水素が重合して,すすを形成する.その生成機構には諸説があるが,重合などにより生成した巨大分子が電荷を帯びて凝縮し,その滴表面への炭化水素の析出,衝突と合体,脱水素の過程を経て,固体の球形粒子(直径数~数十nm)に変化する.この球形粒子は電荷を帯びているので,互いに凝集して鎖状につながり,凝集体を形成する.これは油滴や微粉炭中の残炭分が未燃のまま灰とともに排出される粒状物質とは異なるが,合せてばいじんと呼ばれる.すすは拡散火炎の燃料側で生成されて,輝炎を作り出す.