インテークとノズルを共通要素として,低速時に作動するターボジェットと高速域用のラムジェットとを組合わせた複合エンジン.ターボジェットがタービン入口温度の制限からマッハ数3程度を作動限界とするため,ラムジェットと複合化してマッハ数6程度まで作動範囲を拡大したエンジンであり,極超音速機あるいはスペースプレーンへの適用をめざして研究開発が進められている.我が国のHYPR研究開発ではターボ部に効率と低速時の低騒音性に優れた低バイパス比ターボファンを採用したターボファンラムジェットを研究している.
一般社団法人 日本機械学会