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13:1002211 [2021/10/05 19:22] – 作成 dmc0213:1002211 [2021/10/05 19:23] (現在) – [cavity tone] dmc02
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-せん断流れと固体壁の干渉によって生じる流体音現象の一つで、流れが凹み(キャビティ)を通過する際に生じる自励音のこと。管路系では、例えば片端閉止分岐管やベローズ管内面の凹みがキャビティとなり得る。キャビティ上流端ではく離したせん断流れ(はく離渦)がキャビティ下流端に衝突する際に生じる擾乱が音速で上流へ伝播してせん断流れに影響を及ぼすことで、周期的な剥離渦が放出される。この剥離渦の周波数がキャビティの音響系の固有振動数に近づくと共鳴し、大きな圧力変動が生じる。また、キャビティ構造側の弾性と連成する場合もある。音圧の大きさや共鳴する流速などのキャビティトーンの特性は無次元周波数である「[[09:0006490|ストローハル数]]」などで整理される。+せん断流れと固体壁の干渉によって生じる流体音現象の一つで、流れが凹み(キャビティ)を通過する際に生じる自励音のこと。管路系では、例えば片端閉止分岐管やベローズ管内面の凹みがキャビティとなり得る。キャビティ上流端ではく離したせん断流れ(はく離渦)がキャビティ下流端に衝突する際に生じる擾乱が音速で上流へ伝播してせん断流れに影響を及ぼすことで、周期的な剥離渦が放出される。この剥離渦の周波数がキャビティの音響系の固有振動数に近づくと共鳴し、大きな圧力変動が生じる。また、キャビティ構造側の弾性と連成する場合もある。音圧の大きさや共鳴する流速などのキャビティトーンの特性は無次元周波数である「[[09:1006490|ストローハル数]]」などで整理される。
  
 リンク:[[09:1001108|エッジトーン]] リンク:[[09:1001108|エッジトーン]]
13/1002211.1633429334.txt.gz · 最終更新: 2021/10/05 19:22 by dmc02